県内ニュース【モンテ】小林会心、決勝ゴール 徳島に1-0、再び首位に
2012年06月25日 07:18
〈山形―徳島〉後半13分、得点した山形DF小林亮(中央)に飛び付く石川竜也(右)と西河翔吾=天童市・NDソフトスタジアム山形
前半は左サイドから崩して攻撃を組み立てたが、フィニッシュまで持ち込めない時間帯が続いた。互いに決め手を欠き、0-0で折り返した後半13分、DF小林亮が右サイドから駆け上がり相手DFを振り切ってシュートを決め先制。その後は相手にカウンター攻撃を受け苦しい場面もあったが、粘り強くしのいだ。 このほか、千葉は湘南と1-1で引き分け、東京Vは愛媛に1-3で敗れた。勝ち点40で4クラブが並んだが、得失点差で2位は千葉、3位が東京V。 山形は次節の7月1日、宇都宮市の栃木県グリーンスタジアムで栃木と戦う。 【評】最後まで粘り強く戦った山形が徳島に競り勝った。決定機をものにできない苦しい展開が続いたが、セカンドボールを貪欲に拾い、サイド攻撃を仕掛けると、徐々にリズムが生まれた。MF宮阪が左右に大きく展開し、攻撃の起点となった。パスミスから攻勢を掛けられた局面もあったが、GK清水の好守やDF陣がしっかりとブロックをつくってしのぎ、虎の子の1点を守りきった。 豊富な運動量で敵陣えぐる
〈山形―徳島〉前半30分、ドリブルで攻め上がるDF小林亮=天童市・NDソフトスタジアム山形
前半は決定機を生かし切れず、歯がゆい内容だった。そのもやもやを吹き飛ばす、会心の一撃だった。ハイライトは後半13分。MF宮沢克行のパスを右サイドで受け、体勢を崩しそうになりながらもドリブルでゴールラインぎりぎりまで切り込んだ。「ミヤさん(宮沢)からいいパスが来て、相手DFを置き去りにできた」。トラップしてからは、無我夢中でプレーしたという。 「GKの股を抜いてやろう」。相手GKの動きを見ながら、角度のない位置から右足のインサイドで流し込んだ。ボールはそのままネットを揺らし、スタジアムがどっと沸き立った。首位に再び返り咲く殊勲のゴール。鳥取戦、町田戦と続いたオフサイド判定による“幻のゴール”が、今度は現実になった。「良い形で飛び出せていたので、ゴールが近い感覚があった」。誰よりもこの日を予感していた。 試合終了後、モンテ前監督で今回対戦した小林伸二監督が歩み寄り「亮にやられたよ」と声を掛けたという。「伸二さんの前で、新しいモンテのサッカーを見せることができた」 山形での初得点に加え、DFとして積極的に攻撃参加し、もぎ取った一発は、今季のチームカラーが凝縮されたものだった。「出来過ぎかな」と笑顔を見せつつ、「ここ3試合勝てない状況が続いていた中で、勝てたことがとても大きい。後半戦も勢いに乗っていける」。顔を紅潮させながら、声を弾ませた。 前半からチャンスつくれた 奥野僚右監督の話 得点こそ奪えなかったが前半からチャンスをたくさんつくることができ、後半も攻撃の手を緩めることなくプレーできた。守備ではブロックをつくって、相手の隙を突くことを意識し、最後まで粘り強く戦えたと思う。県民応援デーで、サポーターとともに喜びを分かち合えた。 【選手ひと言】 ▽GK清水健太 相手の守備が堅く、なかなか決めきれなかったが、じれずに戦えた。チームとして落ち着いてプレーできたと思う。 ▽FW秋葉勝 試合を楽しめた。前を向いてプレーし、相手が嫌がる所でボールを受けることができた。
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