県内ニュースルネサス従業員「不安だらけ」「待遇は」 鶴岡市、雇用維持を要請へ
2012年07月04日 12:30
売却を目指す方針が正式に示されたルネサス山形セミコンダクタ鶴岡工場=鶴岡市
親会社・ルネサスエレクトロニクスの発表では、鶴岡工場は、国内生産拠点再編の一環として「譲渡または集約」の対象となった。これを受け、同工場の30代男性社員は帰宅途中、これまで売却話を報道でしか知ることができなかったとし、「ようやく発表になった。少し気持ちが落ち着いたが、遅いくらいだ」と話した。その上で、「早期退職の話は聞いているが、生活があるのでこのまま働くつもりでいる。だが今後については不安だらけだ」と胸中を明かした。 今月からは賃金カットも行われることになっており、40代の男性社員は「今の生活があるので正直、苦しい」と語りつつ、「売却先があるかどうかも大事だが、相手が見つかった場合、待遇がどう変わるのかの方が重要。それを踏まえて早期退職は考えたい。長年勤める会社がこんなことになるとは思わなかった…」と肩を落とした。 一方、鶴岡市の榎本政規市長は同日、「売却交渉中であることと雇用は守るという話を鶴岡工場から受けている。交渉は推移を見守るしかないが、雇用確保は引き続きお願いしていく」と対応方針を示し、石塚治人商工観光部長は「現時点では雇用は維持されると思っている。仮に離職者が出ればしっかり就職のあっせんもする」と述べた。 また、鶴岡商工会議所(早坂剛会頭)も「1000人以上が勤務しており、従業員の雇用の継続をお願いしていきたい。雇用については出来る限り協力していく」と強調した。
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