県内ニュース今年上半期の労災死傷者、556人 県内、3年連続増加
2012年07月31日 10:51
今年上半期の県内の死傷者数(休業4日以上)は前年同期より12.3%増加、死亡者数は既に昨年1年間と同数に達した。死傷者数が500人を超えたのは今回の他、2006年(564人)と08年(565人)だけ。 事故別にみると、転倒が205人で最も多く全体の36.9%を占めた。担当者は「豪雪による影響が大きい」と分析。次いで墜落・転落が87人、挟まれ・巻き込まれが53人となり、この3つで全体の6割超となった。 業種別では、製造業が148人で15.6%、建設業は101人で16.1%、それぞれ増えた。同労働局によると、製造業は仕事量の増加に対し、人手が足りていないケースが多いという。建設業に関しては、東日本大震災の復興のため人材が被災地に流出していると推測。卸小売業は76人と28.8%増で、転倒といった冬季間の労災が多かったという。 一方、陸上貨物運送事業は45人で23.7%減少した。前年が大幅に増えたことによる反動減もあるが、同労働局は「業界を挙げて労災防止に取り組んだことも減少の背景にある」とする。 同労働局は今年4月、本県では初となる「労働災害多発警報」を発令。3月末現在の前年同期比の増減率(15.4%増)を6月末現在で3.1ポイント圧縮したものの、依然として2桁の増加率で推移していることから、同労働局は警報を継続し、事業場指導や機運醸成に向けた取り組みを強化していく。
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