県内ニュース酒田南の下妻主将、熱い思い込め宣誓 夏の高校野球が開幕
2012年08月08日 19:30
第94回全国高校野球選手権大会の開会式で、選手宣誓をする酒田南高の下妻貴寛主将=8日午前、甲子園球場
抽選で大役を引き当て、驚きのあまり「まじかよ!」と叫んでしまった5日。夜に宿舎で野球部全員でミーティングを開き、宣誓の内容を考えた。それぞれが口にしたキーワードは、同じ東北で起きた東日本大震災や、今年7月の九州北部の豪雨被害。「今も大変な生活をしている人がいる。自分たちのプレーを見て希望を持ってくれたらいい」。抱いていた思いは同じだった。 引率の教諭らが文章にまとめ、下妻主将は6日から練習を開始。抑揚や発音に注意しながら、練習後のグラウンドや宿舎で特訓した。迎えた8日。文章を頭の中で繰り返しながら入場行進し、本番へ。前日のリハーサルで言葉が途切れた部分も含め、はきはきとした口調でスタジアムに響かせると、一斉に拍手が湧き起こった。 「鳥肌が立った。本当に誇らしい」。観客席で見守っていた兄の匡哉(まさや)さん(20)は感激した様子。下妻主将は「多くの人の前で気持ちを伝えることができた。肩の荷が下りた」と安堵(あんど)しつつ、6日後に控えた明徳義塾(高知)との初戦を見据えて表情を引き締めた。「体調管理をしっかりして、悔いが残らない試合をする」
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