県内ニュース鳥海登山、けがや急病が相次ぐ 6月以降、救助隊出動は11件
2012年08月12日 11:07
多くの登山客でにぎわう鳥海山。無理をしない慎重な登山が求められる=11日、秋田県にかほ市・鉾立駐車場
梅雨明け以降、集中して8件発生。昨年1年間の4件、おととしの6件を大幅に超えた。救助された11人の内訳をみると、けが5、急病4、遭難2。年齢構成では9人が60歳以上で、県外からの登山者が8人と大半を占める。このうち、県消防防災ヘリ「もがみ」などのヘリで救助できたのは5人で、残るは悪天候のため警察や消防が救助した。 先月下旬には、高山病を発症して救助されるケースが2件続発した。高山病は「鳥海山ほどの標高ならばあまり起きないと思われがちだが、寝不足だったり体調が悪かったりすると突然発症してしまう」と、地元で山岳ガイドを務める筒井義昭さん(54)=遊佐町吹浦。 消防や警察の関係者は、鳥海山での救助者増加の要因として「登山者の無理な日程によるところが多い」と指摘する。▽遠方から着き、疲れているにもかかわらず無理に登る▽ツアーガイドに任せきりで、山の特性やコースの難度を知らない▽登山靴でなかったり、軽装だったりと装備が不十分-などを挙げる。 安全な登山のための準備、心構えとして酒田署の工藤正彦地域課長は「まず技術と体力、正しい知識を身に付けることが大切」と強調。登山届を提出し、家族に登山することを伝えておくことで「スムーズな救助が受けられ、重大事態を防ぐことになる」と話している。
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