県内ニュース
県内の電力使用量、10年比12.4%削減 猛暑日でも節電意識が家庭に浸透
2012年08月31日 08:35
電力不足の回避に向けた山形方式省エネ節電県民運動(6~9月)が繰り広げられている今夏、県内でこれまで電力使用量が最大だったのは8月22日の149万キロワットで、東日本大震災前の2010年夏のピークと比べ12.4%削減したことが30日、東北電力の集計で分かった。猛暑日が続く中、家庭における節電が浸透した結果とみられる。
28日現在のデータをまとめた。同社管内の7県で削減率を比較すると、本来の電力需要が戻っていない岩手、宮城、福島の被災3県を除き、青森県が12.7%と削減幅が最も大きく、本県は2番目、次いで新潟県、秋田県となった。昨年は本県が被災3県以外でトップだった。
本県で最大の使用量を記録した8月22日の最高気温は高畠町36.8度、山形市36.2度、新庄市35.7度と各地で猛暑日となった。この日は東北全体、新潟県、秋田県もピークとなり、岩手県、宮城県、福島県は23日に電力使用が最大となった。厳しい残暑で冷房利用が増加したことが電力使用を押し上げた。
一方、削減率がトップだった青森県の最大使用日は7月31日。県環境企画課は「今夏の使用電力は最高気温に比例して伸びた。8月22、23日に青森県は比較的気温が上がらなかったことが削減率にも影響したのではないか」と分析する。
政府の電力使用制限令が発令されるなど、15%の削減を求められた11年夏の電力使用状況と比較すると、各県とも増加し、本県は9.6%増えた。
今夏の県内の節電運動について同課は「企業活動に影響する節電を求めていない中、各家庭、事業所の小まめな取り組みが結果につながった。節電意識は着実に浸透している」とした。今後も気温の上昇が予想されることから、健康管理に配慮した無理のない節電を呼び掛けている。
■7県の電力使用状況と削減率
最大電力 記録日 10年夏比
(1)福島県 251 8月23日 -17.4
(2)宮城県 247 8月23日 -14.8
(3)青森県 131 7月31日 -12.7
(4)山形県 149 8月22日 -12.4
(5)岩手県 144 8月23日 -11.1
(6)新潟県 325 8月22日 -8.7
(7)秋田県 133 8月22日 -6.3
全 体 1364 8月22日 -12.4
(単位は最大電力が万キロワット、10年夏比が%)
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