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石油こんろが便利…でも火災に注意 山形市消防、警鐘鳴らす

2016年02月29日 11:37
とろ火で連続24時間以上使える石油こんろ。適切な取り扱いが求められる=山形市内(画像を一部加工しています)
とろ火で連続24時間以上使える石油こんろ。適切な取り扱いが求められる=山形市内(画像を一部加工しています)
 電気を使わずに煮炊きなどの調理ができる石油こんろ。東日本大震災で長期間停電した時に、その手軽さが見直された。現在でも高齢者を中心に根強い人気だが、炎がむき出しとなるため「暖房として使用する場合は特に注意が必要」と関係者は指摘する。県内でも石油こんろが火元とみられる火災が発生している。山形市消防本部の担当者は「特性を十分理解して使ってほしい」と警鐘を鳴らす。

 量販店などによると、一般的な石油こんろは、直径約50センチ、高さ約30センチ。火鉢のような形状をしている。数十年前に普及したが、最近では東日本大震災で停電した際、調理や暖房器具としてその存在価値が見直された。山形市内のホームセンターの担当者は「震災直後は、石油ストーブとともに売れた」と話す。主に高齢の女性には、買い替えながら現在も愛用している人が多いという。

 煮炊きなどをするために、五徳とこんろが備わっているのが最大の特徴。それ故にやかんや鍋をかけていないと炎がむき出しになるので、危険性も指摘される。市消防本部予防課の担当者は、裸火が上を向いている燃焼機器なので「洗濯物や紙類など可燃物を近づけないようにしてほしい」と話す。また給油タンクが一体型なので「ポンプからこぼさないよう十分注意が必要。火を消してからの給油が基本です」と訴える。

裸火、異常燃焼の例も
 消防白書によると、2011年以降、全国で石油こんろが関連するとされた火災は年間30件前後。ほぼ毎年、死者も出ている。国民生活センターや製品評価技術基盤機構(NITE)に報告があった事例を見ると、芯が下がりにくくなって消火できないケースが多い。吹きこぼれのごみや、古い灯油を使うとできるタールや炭などで芯の先端が固くなる。また燃焼筒がずれて大量のすすが発生、異常燃焼する例もある。

 県内では今月10日に山形市漆山で発生した死亡火災で焼け跡から石油こんろが見つかった。こんろの周囲が特に激しく燃えており、火災との因果関係を調べている。同じく10日に同市美畑町であった住宅火災でも石油こんろから出火したとみられる。

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