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酒田南は決勝進出ならず 秋季東北地区高校野球

2016年10月18日 20:31
〈盛岡大付―酒田南〉9回裏酒南2死二塁、1番村上淳哉が左前に安打を放ち、4―5とし1点差に迫る=中山町の荘内銀行・日新製薬スタジアムやまがた
〈盛岡大付―酒田南〉9回裏酒南2死二塁、1番村上淳哉が左前に安打を放ち、4―5とし1点差に迫る=中山町の荘内銀行・日新製薬スタジアムやまがた
 第69回秋季東北地区高校野球大会は第4日の18日、中山町の荘内銀行・日新製薬スタジアムやまがた(荘銀・日新スタジアム=県野球場)で準決勝2試合を行った。本県第2代表の酒田南は盛岡大付(岩手1)と対戦し、4-5で競り負け決勝進出はならなかった。

 酒南は同点の七回表、先頭から連打を浴びて捕逸と犠飛で勝ち越しを許した。その後に1点ずつを奪い合って迎えた九回裏、酒南は2死二塁の場面で1番村上淳哉が左前適時打を放ち、1点差まで追い上げたが、続く好機をものにできなかった。

 準決勝第1試合では、仙台育英(宮城1)が聖光学院(福島1)を3-1で破った。盛岡大付と仙台育英は決勝に進出したことで、来春の選抜大会出場の可能性が高まった。両校がぶつかる決勝は19日午前10時から荘銀・日新スタジアムで行われる。

 第69回秋季東北地区高校野球大会は第4日の18日、中山町の荘内銀行・日新製薬スタジアムやまがた(荘銀・日新スタジアム=県野球場)で準決勝2試合を行った。本県第2代表の酒田南は盛岡大付(岩手1)と対戦し、4―5で競り負け決勝進出はならなかった。

 酒南は同点で迎えた七回表、先頭から連打を浴びて捕逸と犠飛で勝ち越しを許した。その後に1点ずつを奪い合い相手2点リードの九回裏、酒南は2死二塁の場面で1番村上淳哉が左前適時打を放ち、1点差まで追い上げたが、続く好機をものにできなかった。

 準決勝第1試合では、仙台育英(宮城1)が聖光学院(福島1)を3―1で破った。盛岡大付と仙台育英は決勝に進出したことで、来春の選抜大会出場の可能性が高まった。両校がぶつかる決勝は19日午前10時から荘銀・日新スタジアムで行われる。

 【評】酒田南は終盤に追い上げたが1点の重みに泣いた。放った安打はともに12。酒南は三回と八回に連打で得点したが、守りのミスが失点に絡んだ。先発左腕の阿部は低めへの直球がさえ、安打は浴びたが大量失点せず安定感を見せた。盛岡大付は好機を逃さない集中力が光った。

【ハイライト】酒田南、1点に泣く―強豪校相手に互角の戦い、終盤に追い上げ
 あと一歩及ばなかった。2点を追う九回裏の攻撃、酒田南は2死二塁で打席に立った1番村上淳哉がファウルで粘り、4球目を左へ。「気持ちで打った」。2走福間雄也が生還して1点差とし一塁側の応援スタンドは沸いた。だが後続が三振でゲームセット。ナインは悔し涙を流し、主将の豊川健太は「力不足です」と言葉を絞り出した。

 持ち前の打力を発揮して逆転し、再びリードされたが追い上げた。1点を先行されていた三回裏は、先頭の8番村井裕が二塁打を放ち犠打で三塁に進むと、村上が左中間を破る三塁打で同点に。さらに打線がつながり逆転に成功。3点をリードされて迎えた八回は、3番長嶺怜から連打で1点を入れ、押せ押せムードで九回に入った。

 「雰囲気は良かった。逆転できると信じた」と村上。切れのある直球で押す強気の投球でマウンドに立ち続けた1年生エースの左腕阿部雄大も「先輩たちが打ってくれると信じていた」。だが来春の甲子園出場を濃厚とする決勝には届かず。鈴木剛監督は最終回を「(力の)差があった」と認めながら、「勝たせてやれず残念…」と語った。

 失策で先制を許した二回、捕逸で失点した七回など守りのほころびがあり、また好機にもう一本出ていれば―と課題も目立った準決勝。豊川は「隙があった」と話す。それでも、今夏の甲子園出場校で秋も岩手第1代表として乗り込んできた盛岡大付と互角の戦い。豊川は「自分たちの打ち勝つ野球は通用する」と手応えを語る。一方で上には上がいる―とも。悔しさと収穫を手に、酒南は来季へレベルアップを誓った。

【県勢振り返り】勝負どころで差も
 県勢は準決勝敗退の酒田南を最後に姿を消した。酒南は4強進出により来春の選抜大会出場の可能性が残ると思われるが、決勝に進めなかった結果は残念。今大会で一戦ごとに成長を示していたチームには勢いも感じられ、東北の頂点を争う姿が見たかった。

 「打のチーム」である酒南は投手の成長が頼もしい。特に1年生エースの左腕阿部雄大。準決勝は強打の盛岡大付(岩手1)を相手に果敢に直球で勝負し、力で押す場面も多かった。阿部は「体重を増やして球を重くしたい」と来季へ成長を誓う。準々決勝で横手(秋田1)から9奪三振の2年生右腕中西啓太郎とともにチームの土台を強めた。

 第1代表の日大山形は初戦の2回戦で敗退。相手投手の低めの変化球に苦しみ1得点にとどまった。各選手は打撃面でパワーと振りの鋭さは持ち合わせており、対応力が問われた。巧みさが加われば一段上に上がれるはずだ。第3代表の鶴岡東は1回戦を勝ち2回戦で盛岡大付に敗れた。リードされた場面で盛り返す迫力に欠き、持ち味の粘り強い野球ができなかった。投手陣の潜在能力は高いだけに攻撃力を増したい。

 本県代表3校と、決勝に進んだ仙台育英(宮城1)、盛岡大付との大きな戦力差は感じられない。だが他県の上位校は、大事な場面で力強さを増す打撃、投手は点をやれない場面で強気に向かっていく投球が目立つ。全国で戦うためには必須の要素だ。今回の県勢はそれぞれの課題を受け止め、県内各校とともに冬の間に克服に努めてほしい。

(報道部・黒田良太)

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