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延沢城跡、3D模型で理解 尾花沢市教委、1250分の1作製

2017年03月11日 13:03
尾花沢市教育委員会が作った「延沢城跡」の模型=同市学習情報センター悠美館
尾花沢市教育委員会が作った「延沢城跡」の模型=同市学習情報センター悠美館
 尾花沢市教育委員会が作製を進めていた市内の山城で、国指定史跡である「延沢城(霧山城)跡」の模型が完成した。2015年に上空から行ったレーザー測量を基にした1250分の1のスケール。空撮動画や解説を収録したDVDも作成し、主に小中学生向けの郷土学習で活用していく。

 延沢城は戦国時代、現在の尾花沢市周辺で活躍した野辺沢氏の居城。同氏は銀山温泉として知られる銀山を資金源にしたとされ、最大で2万7千石を領有した。このうち野辺沢満延(みつのぶ)は、後に山形城主・最上義光の重臣として活躍した。

 城跡は市役所から南東に約7キロ、常盤地区の古城山(おしろやま、297メートル)にあり、1985(昭和60)年12月、「延沢銀山遺跡」として国指定史跡となった。模型作成は山林に覆われ、平面図では理解しづらい山城跡を立体的に捉えようと、2016年度に約780万円で取り組んだ。

 測量、製作は朝日航洋東北空情支社(仙台市)が担当。15年6月、約500メートル上空からヘリコプターを使って調べたデータを基に模型にした。大きさは縦90センチ、横1メートル。古城山山頂にある本丸や二の丸跡の地表をむき出しで表現してあり、本丸跡に生える県指定天然記念物「大杉」や、山頂までのつづら折りの道などを確認できる。

 DVDはトータル14分程度。学校関係者の使用を想定し、コンピューター上で回転できる立体画像も用意した。模型は当面、市学習情報センター悠美館1階に展示。その後、市内各地区公民館を巡回する。今後はこれらを使った市内小中学生向けの出前授業を予定。さらに本丸跡周辺を拡大した別のジオラマ制作費など約940万円を、来年度予算案に計上している。

 市教委社会教育課は「市内でもほぼ地元の人しか知らない国指定史跡について、広く周知したい」と話している。問い合わせは同課0237(22)1111内線327。

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