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「ブロック建築技能士」育てよう 住宅関連業者有志が県組織設立

2017年03月18日 09:49
鉄筋を通して強度を確保したブロック塀。新組織は国家資格である「ブロック建築技能士」の育成を目指す=山形市内
鉄筋を通して強度を確保したブロック塀。新組織は国家資格である「ブロック建築技能士」の育成を目指す=山形市内
 災害時に家屋などを守る建築用コンクリートブロックを施工する「ブロック建築技能士」の国家資格保有者を育成しようと、住宅関連業者の有志が22日、県組織を設立する。本県では、これまで長く技能検定が行われておらず、人材が不足している。有志の働き掛けで、本県でも2017年度は約30年ぶりに技能検定が行われることが決まり、関係者は「県民の安全と財産を守るために活動したい」としている。

 ブロック建築技能士は空洞のコンクリートブロックをモルタルと鉄筋を駆使して積み上げ、塀や壁などを造る専門の国家資格。新組織の設立を呼び掛けた中部(山形市)の高橋一博社長によると、県内で活動するブロック建築技能士は十数人しかおらず、そのほとんどが本県で技能検定が行われていた1986(昭和61)年までに資格を取得した人だという。

 高橋社長は「東日本大震災では鉄筋を通さずに積み上げた石塀が地震や津波で倒壊する一方、適正に施工されたブロック塀の中には被害に耐えたものもあった」とした上で「震災の教訓を生かし、ブロック建築技能士を育成して安全・安心なブロック塀の建設を促進する必要がある」と指摘する。

 新組織の名称は県ブロック建築技能士会で、現段階で17社が加わる予定。ブロック塀の有用性を啓発するとともに、講習会を開き、資格取得を目指す人材を育成する。高橋社長は「広く広報し、参加企業を増やしたい」としている。

 2016年度に技能検定が行われたのは東北では福島県のみだった。新組織の設立に合わせ、高橋社長ら有志が県や県職業能力開発協会に検定の実施を働き掛け、17年度は2級と3級の検定が行われることが決まった。2級は6~9月に実技試験、9月3日に学科試験を行い、3級は実技試験を6~8月、学科試験を7月16日に行う。

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