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海外誘客の即戦力 台湾出身の朱さん「体験ツアー呼び込みたい」

2017年03月19日 14:24
月山朝日観光協会の事務局員として勤務する台湾出身の朱庭毅さん=西川町役場
月山朝日観光協会の事務局員として勤務する台湾出身の朱庭毅さん=西川町役場
 西川町の月山朝日観光協会に台湾出身の朱庭毅(シュ・テイキ)さん(24)が1月から事務局員として着任し、母国との懸け橋役となって活躍している。中国語、台湾語、英語のほか日本語も堪能で、同町が力を入れるインバウンド(海外からの旅行)誘客の即戦力として大忙しだ。

 朱さんは台北市出身。台湾大を卒業し、兵役で1年間、台湾の観光局に勤務。その後、西川町と連携協定を締結している台湾師範大で教授を務める父親が、来町経験のある同僚から聞いてきた西川の取り組みを知り、来町を決めた。

 朱さんは3歳の時、父親の筑波大留学を機に日本に1年間滞在し、帰国後は毎年、旅行に来ていたという。大学生の時に見たNHK連続テレビ小説「あまちゃん」にはまったことをきっかけに日本語を学び直し、台湾で日本語ガイドの国家資格も取得した。

 「西川町の人は優しく、道端で会うとあいさつしてくれる」と話し、台湾とは異なる雪の多さにも驚いたという。1人暮らしの朱さんを心配した隣人の男性が毎日、家の雪はきをしてくれ、人の温かさにも触れた。「日々新しいことを学ぶのが楽しい」と朱さん。大井沢から見る月山と朝日連峰は一番好きな風景で、台湾にはない、季節の移ろいを感じるという。

 西川町は2012年から毎冬、台湾師範大の学生約50人の教育旅行を受け入れ、豪雪地ならではのスポーツや文化を楽しんでもらっている。台湾では雪がほとんど降らないため、学生からは「新鮮な体験ができる」と好評で、リピーターも増加中だ。同町は朱さんを迎えたことで、インバウンド事業を一層推進していきたいと期待を寄せる。

 朱さんは今年1月に来町した台湾師範大の学生たちや、2月末から3月上旬にかけて月山志津温泉で開かれた「雪旅籠(はたご)の灯(あか)り」の観光で、台湾などから来たツアー客の案内役を務めるなど大活躍。今後は「月山トレッキングや温泉巡り、大井沢での伝統工芸など、西川ならではの体験メニューを取り入れながら、台湾や中国からの団体ツアーを呼び込みたい」と意気込んでいる。

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