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【駅伝】注目のランナー(上) 号砲まで1週間

2017年04月20日 15:22
 第62回県縦断駅伝競走大会(山形新聞、山形放送、山形陸上競技協会など主催)は27日の号砲まで1週間。ランナーは、それぞれの決意を胸に本番に臨む。11チームの注目選手を紹介する。

「誰が来ても負けない」と自信を示す山形の森谷修平(山形市役所)
「誰が来ても負けない」と自信を示す山形の森谷修平(山形市役所)
体調万全エース自信―森谷修平(山形)
 待ち望んでいた、エースの万全な走りが見られそうだ。山形の森谷修平(25)=山形市役所=は今季、毎回苦しんできた故障がない。「どの選手が来ても勝てる」。調整も順調で手応え十分のようだ。

 日大で箱根駅伝に2度出場し、実力の高さは誰もが認める。自身も駅伝では先頭に立つだけでなく、後続を引き離す強さを求める。だが、就職に伴い北村山チームから山形に移った社会人1年目の2014年は右脚の故障で欠場。その後は出場したものの15年はアキレス腱を痛め調整が遅れ、16年は両脚をけがして影響が残った。走れば区間1位もマークしたが、2位以下もあり「満足できなかった」。

 今季はペースを上げすぎずじっくり距離を踏んだ。「地力が付いてきた」と語る表情には充実感が漂う。チームに本来の走りで報いたいと今回に懸ける思いは強い。「燃える。やってやる」。目立ちたがり屋を自認する男の本領発揮に、がぜん注目が集まる。

病気を乗り越え「できる所まで挑戦したい」と意気込む横瀬健吾(真室川町教育委員会)
病気を乗り越え「できる所まで挑戦したい」と意気込む横瀬健吾(真室川町教育委員会)
病乗り越え一線復帰―横瀬健吾(新庄・最上)
 病を乗り越え、新庄・最上に頼れる主力の横瀬健吾(23)=真室川町教育委員会=が帰ってきた。約1年間、一線から退いていたが今年3月、チームにカムバック。「初心に戻り、どこまで走れるか確かめたい」と意気込む。

 酒田南高で陸上を始め、拓殖大に進学した。3年生で初めて箱根駅伝のメンバーに選ばれ、4年時は出走が決まっていた。しかし直前の健康診断で心臓機能に異常を来す突発性の病気が判明。あと一歩のところで箱根路を走る夢は絶たれ、引退を決意した。

 昨春、地元に就職し、小学生の陸上指導に力を注いでいた。そんな時、友人や職場の同僚から「再び走る姿を見たい」と後押しされた。もう一度陸上をやろうと決めた。

 板垣新一監督は「チームを引っ張っていく存在になる」と期待を寄せる。本来の調子に戻るにはまだ時間がかかりそうだが、横瀬は「順位は気にせずに限界まで挑戦するだけ」と、力強く話している。

就職で地元に戻ってきた安部斗夢(小国町役場)。「地域に力を与えられるような走りをしたい」と意気込む
就職で地元に戻ってきた安部斗夢(小国町役場)。「地域に力を与えられるような走りをしたい」と意気込む
若さ、速さで地域に力―安部斗夢(長井・西置賜)
 スピードと若さあふれる走りで、長井・西置賜に活力を―。今春に就職で地元に戻った安部斗夢(22)=小国町役場。社会人として初めて挑む大会へ「地域に力を与える走りをしたい」と抱負を語る。

 九里学園高を卒業後、平成国際大で競技漬けの日々を送った。今春から働く小国町役場には陸上関係でお世話になった人がたくさんおり、地元就職の理由を「尊敬する方々と同じ職場で働けることに魅力を感じたのかも」と話す。

 一貫して取り組んできたのは1500メートル。中距離選手である安部にとって駅伝は挑戦だ。「自分の持ち味はスピード。(県縦断駅伝では)ラストの競り合いを自分の土俵に持っていきたい」と語る。

 今大会は南陽・東置賜チームで活躍したジョセフ・オンサリゴ(那須建設)の加入もあり、チームへの注目も高まっている。本番に向け「チームメートの後押しとなるよう、つなぐ走りをする」と気持ちを高めている。

順調な仕上がりで「仲間を勢いづける走りをしたい」と語る草苅伴和(山形ミートランド)
順調な仕上がりで「仲間を勢いづける走りをしたい」と語る草苅伴和(山形ミートランド)
35歳練習増やし好調―草苅伴和(寒河江・西村山)
 今大会で13回連続出場となる寒河江・西村山の草苅伴和(35)=山形ミートランド=は、ここ数年にない仕上がりの良さを見せている。チーム最年長のベテランは「昨年の倍は練習ができている。仲間を勢いづける走りをしたい」と気合を込める。

 群馬県出身。中学から陸上を始め、中央学院大4年時は箱根駅伝で6区を走った。県縦断駅伝では2006年、10年に区間賞を取るなど実績もある。一方で、最近は20代の頃より疲れが取れにくくなった。仕事と練習のバランスが取れず記録は伸び悩んだ。

 今季は「昨年までは自分に甘かった」と自らに喝を入れた。仕事で疲れていても妥協せず、1時間ほどの走り込みを続けた。練習量が増えたことで調子は上がり、近年は難しかった5000メートル15分台をマークできるようになった。「調整は順調。一秒でも早くたすきを渡す」。語る口調は落ち着いているが、その走りで闘志を表現する。

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