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長井に根を下ろし恩返し 協力隊の佐藤さん、地酒や料理の店開業へ準備

2017年05月06日 10:00
9月に本格オープンする店内で「長井の人に恩返ししたい」と語る佐藤大さん=長井市中道1丁目
9月に本格オープンする店内で「長井の人に恩返ししたい」と語る佐藤大さん=長井市中道1丁目
 長井市の地域おこし協力隊員佐藤大(まさる)さん(46)が同市で地酒・ワインと料理の店を本格オープンするため準備を進めている。開店時期は任期終了後の9月。同市の協力隊員が退任後、定住するのは初めてで、佐藤さんは「長井に恩返ししたい」と意欲を見せている。

 佐藤さんは鶴岡市出身。高校を卒業後、実家の酒販店で働いた。ワインアドバイザーや日本酒の利き酒師などの資格を取得し、ワインバーも開いたが、事情があり店を畳むことに。2014年9月から長井市の地域おこし協力隊員となった。

 伊佐沢地区の振興策を提案するのが佐藤さんの任務。地元食材のレベルの高さをアピールするとともに、一人暮らしの高齢者や子供の「孤食」問題にも役立てばと、食事会やワイン会を企画し好評を得た。カボチャやホップの収穫作業、ワイン用ブドウ畑の管理も行ってきた。

 酒販店で仕事をしていたころから、ワインの生産現場に興味があった。「ブドウ栽培は予想以上に大変で、熱中症で何度か倒れたこともあるが、とても面白かった」

 長井市が委嘱した協力隊員は任務遂行中の人も含め計9人。地域外の人材を誘致し定住してもらうことが協力隊の狙いの一つだが、市によると、過去4人は任期終了後、同市を離れた。佐藤さんは初の定住ケースとなる。

 本格オープンを目指す店舗は同市中道1丁目にある。地酒・ワインと料理の店で、店名は「サンタムール」とした。「自分が好きなワインの名前で、『聖なる愛』の意味」と佐藤さん。

 キクイモや行者菜など長井特産の農産物のほか、出身地・庄内の鮮魚を提供する予定だ。店舗は既に仮オープン。退任後の長井定住に備え、土日限定で予約客のみ受け付けている。

 協力隊の任期は8月まで。開店準備の一方で、昨年に続きブドウ畑の管理を行うほか、フラワー長井線の利用拡大イベントも構想中だ。佐藤さんは「長井に定住するか離れるか迷ったが、多くの人に助けていただいた。皆さんにぜひ恩返しして、長井に根付けるよう頑張っていきたい」と話していた。

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