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山形ワイヴァンズ~2016―17シーズン顧みる (上)少なかった同カード連勝

2017年05月10日 08:53
プレーオフ進出の可能性が消滅し、試合後に肩を落とす山形の選手たち=2017年4月15日、天童市の県総合運動公園アリーナ
プレーオフ進出の可能性が消滅し、試合後に肩を落とす山形の選手たち=2017年4月15日、天童市の県総合運動公園アリーナ
 バスケットボール男子のBリーグ2部は、レギュラーシーズンの全日程が終了した。東地区のパスラボ山形ワイヴァンズは1部昇格を目標に掲げていたものの、主力のけがや終盤戦での棟方公寿ヘッドコーチ(HC)の不在が響き、最終順位は6チーム中5位に終わった。今シーズンを振り返り、来季に向けた課題を3回にわたり検証する。(報道部・相原健佑)

 2部のレギュラーシーズンは6チームごと分かれた「東」「中」「西」の各地区内での対戦と、他地区との交流戦の計30節60試合。山形は最後まで波に乗りきれなかった。主力の離脱で、それまで築いてきたスタイルが崩れ、戦術で対処されるともろさを露呈。同カードで2試合を行う各節で連勝が少ないことがチームの不安定さを証明し、勢いに乗れない要因だった。

ホームで1回のみ
 同カード連勝は5回のみで、ホームではわずか1回。勝ちの流れをつかめず今季連勝は「3」が最長。東地区内の対戦が続いた第10節までを見ると、計8節で戦績が1勝1敗だった。主将のシューティングガード佐藤正成(山形南高出)は「例えば1戦目で勝ったとき、2戦目でメンタルも戦術も変えてきた相手を上回ることができなかった。同じようにやれば勝てると思っていたところがある」と自チームを振り返る。

 戦術の対応力の甘さも出た。第10節の青森戦は1戦目に勝利。2戦目も効き目があったゾーンディフェンスで再び勝機をつかむ狙いだった。インサイドは効果を発揮したが、試合終盤は手薄なアウトサイドから重点的にシュートを射抜かれ、4点差で惜敗。試合中に戦い方を修正してきた相手に対し、後手に回った。

 取りこぼしもあった。第5節では開幕8連敗中の岩手に初勝利を献上。試合後、棟方HCは「油断があった。自滅した」。岩手との今季戦績は2勝4敗で、最下位相手にも勝ち越せなかった。10点近くのリードを守りきれず、試合終盤に逆転負けを喫するケースも目立った。

「困難」最たるもの
 「さまざまなことがあったが、選手はその都度、困難を乗り越えようと懸命に戦ってきた」と石川裕一アシスタントコーチ(AC)。

 「さまざまなこと」―。主力の負傷離脱や選手の退団というアクシデントもあったが、最たるは、終盤戦6試合にわたる棟方HCの欠場。HCが「家庭の事情」を理由に帯同しなくなってからは1勝もできず6連敗。それ以前を含めれば最終戦まで8連敗を喫した。結局、順位は2位もつかめた3位から、一気に5位まで下がった。

 プライベートな事柄として、チーム側は欠場理由の詳細を明らかにしていないが、HC不在の影響は明らか。フロント側にも打つ手はなかったのか疑問が残る。試合の流れを小刻みに読み、展開に応じて戦術を変更させるには指揮官としての経験がものをいう。代理で指揮を執った1年目の石川ACや若手が多い選手にとっては不運だった。

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