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鶴岡と東根でも学校史切り取り

2017年05月17日 08:24
 全国で相次いでいる学校史などの切り取り問題で、鶴岡市立図書館と東根市図書館でも学校関連の所蔵資料が被害に遭っていたことが16日、分かった。両館とも児童が相撲を取っている写真が切り取られているのが共通点。既に被害が確認されている尾花沢市民図書館でも、相撲を取る女子児童の写真が欠損していた。

写真部分の縁に沿って切り取られた小学校の資料=鶴岡市立図書館所蔵
写真部分の縁に沿って切り取られた小学校の資料=鶴岡市立図書館所蔵

 鶴岡市立図書館では、1974(昭和49)年から2007年にかけて発行された学校関連資料13冊で被害が見つかった。児童の集合写真などが切り取られたとみられ、このうち4冊が相撲大会の写真部分。掲載写真の縁に沿って意図的に切り取られたような跡が確認された。全国的な騒動を受け、職員が16日、改めて調べた結果、分かった。

 同図書館は市郷土資料館を併設し、廃校になった学校の資料も多く保管。担当職員は「未来永劫(えいごう)残さなければいけない資料」と肩を落とした。カウンターから閲覧者の姿が見えにくい学校関連資料の書架スペースの配置換えや注意書きを張り出すなど、今後の対応を検討する。

被害が見つかったPTA新聞の縮刷版=東根市図書館所蔵
被害が見つかったPTA新聞の縮刷版=東根市図書館所蔵

 東根市図書館では、PTA新聞の縮刷版1冊が被害に遭った。東根小が同小と東根中部小に分離することを受け、1998年に発行されたもので、昨年9月に閉館した前身のさくらんぼ図書館時代から既に2カ所の切り抜きが確認されていたが、同日の調査で新たに6カ所の欠損を発見。いずれも相撲大会を紹介するページから、女子児童の取組の部分だけ刃物で切り取ったような跡があった。

 縮刷版は館内の郷土資料コーナーに陳列され、誰でも閲覧できる環境だった。貸し出しは2005年が最後という。上野真一館長は「貴重な資料である上、自由な空間でこのようなことが起きて残念」と話した。被害を受け、市は村山署への届け出を検討している。

 県内では河北町立中央図書館でも小学校文集1冊で被害が見つかったが、どんな部分が切り取られたかは明らかになっていない。

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