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細部くっきり有機ELライト 顕微鏡用、後藤電子(寒河江)が開発

2017年07月22日 14:00
後藤電子が開発した顕微鏡用の有機EL照明。顕微鏡のレンズ部に取り付け、4枚のパネルで対象物を照らす=寒河江市・同社
後藤電子が開発した顕微鏡用の有機EL照明。顕微鏡のレンズ部に取り付け、4枚のパネルで対象物を照らす=寒河江市・同社
 電子機器部品や照明器具製造などの後藤電子(寒河江市、後藤芳英社長)は、顕微鏡用の有機EL照明「OLEDマイクロスコープライト(仮称)」を開発した。発光ダイオード(LED)など既存光源に比べて対象物の影の発生ができにくく、細部の観察が可能。自然光に極めて近いことから色の判断が正確に行え、目の疲れも軽減されるという。カメラの接写用照明としての展開も想定し、10月にも販売を開始する。

 顕微鏡のレンズ部分に、有機ELパネル4枚を組み合わせた本体を装着し、対象物に応じて光の角度を変えることが可能。調光機能も備える。価格は2万3千円。安価な小型パネル(縦約4・5センチ、横約4・7センチ)を採用することで既存の類似商品並みに価格を抑え、産業用検査光源としての応用も実現した。

 LED照明は点発光で、対象物に凹凸がある場合、影が発生して隙間の奥までの観察が困難だった。有機EL照明はパネル全体が均一に発光するため影の発生が少なく、乱反射によるちらつきも抑えられる。自社工場の目視検査で試験導入したところ、スタッフからは「細かな部分の判別がしやすい」「目が疲れにくい」といった声があり、作業時間も短縮されたという。

 既に半導体関連や電子部品のメーカー、研究機関、医療関係から引き合いがある。接続口を調整してデジタルカメラのレンズ部分に装着すれば、小さな被写体などを撮影する接写用照明にもなる。後藤社長は「有機ELの特長を生かした製品を生み出すことができた。幅広い現場で必要とされる商品になると確信している」と語った。

 県の有機エレクトロニクス総合支援事業補助金を活用し、県産業技術振興機構の支援も受けて開発した。

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