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【南東北IH】羽黒、精神力の強さ ソフトテニス男子団体で県勢初制覇

2017年07月26日 08:07
 本県など南東北3県が会場の全国高校総体夏季大会「南東北インターハイ」は25日、福島県会津若松市の会津総合運動公園テニスコートで会期前競技・ソフトテニスの男子団体を行い、羽黒が初優勝を飾った。県勢の同競技制覇は、男女の個人・団体を通じて初めて。

 羽黒は初戦の2回戦で上田千曲(長野)に快勝し、3回戦で高崎商(群馬)を破った。優勝候補の高田商(奈良)との対戦となった準々決勝で競り勝ち波に乗ると、準決勝は木更津総合(千葉)、決勝は東北(宮城)をいずれも接戦の末に下した。

〈ソフトテニス男子団体準々決勝・羽黒―高田商(奈良)〉羽黒の第3ペア、根本拓哉(左)と斎藤龍二がラリーを繰り広げる=福島県会津若松市・会津総合運動公園テニスコート
〈ソフトテニス男子団体準々決勝・羽黒―高田商(奈良)〉羽黒の第3ペア、根本拓哉(左)と斎藤龍二がラリーを繰り広げる=福島県会津若松市・会津総合運動公園テニスコート
粘りに粘って金字塔
 何度、相手のマッチポイントをしのいだことか。絶体絶命の状況で粘りに粘った羽黒の頭上に栄冠が輝いた。白幡光監督は「糸の上を歩くような戦い。生徒の思いが強かった」。勝負は最後の最後まで分からない―。それを大舞台で証明し、本県ソフトテニスの新たな歴史を刻んだ。

 一つ目のハイライトは優勝候補の筆頭・高田商(奈良)との準々決勝。3月の全国高校選抜大会など主要な大会で勝てなかった相手だ。途中まで劣勢は明らかだった。同時進行した2試合のうち第2ペアを落とし、第1ペアの金子凌・佐藤大和もファイナルゲームでポイント2―6。1ポイントでも失えば敗退となる窮地で「プレーをやりきろう」(金子)と開き直った。

 うまく間を取りながら、後衛の金子が強弱をつけたストロークで相手を揺さぶり、佐藤が前衛で踏ん張った。じれた相手のミスも誘い、驚異の6連続ポイントで試合をひっくり返した。第3ペアの根本拓哉・斎藤龍二も先に3ゲームを取られてから逆転勝ち。最後は斎藤がこん身のボレーを決め、最難関を突破した。

 大きなヤマ場を越え、緊張を保つのは容易ではない。それでもチームは「高田商に勝ったんだから優勝しないと」(主将の村田優)と心を整え、奮い立った。木更津総合(千葉)との準決勝は村田・斎藤大樹ペアが勝ち、第3ペアの斎藤龍が要所でサービスエースを決めた。

 決勝は互いに手の内を知る東北(宮城)と対戦。第1ペアを落としたが、再びの粘り。金子・佐藤が相手のマッチポイントから逆転勝ちして流れを手繰り寄せ、第3ペアの根本・斎藤龍がファイナルゲームの末に勝利。照明が点灯し、雨脚が強まったコートに歓喜の輪ができた。

 勝負強さの源は何か。その一つは白幡監督が植え付けてきた実戦への心構えだ。「うまくやろうとせず練習通りにやること」。個人で飛び抜けた選手はいないのかもしれない。しかし、土壇場で実力を出せる精神力と結束力では羽黒が日本一だった。

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