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女子100・青野(山形中央)、悔しい3位 南東北IH

2017年07月31日 09:43
〈陸上女子100メートル決勝〉3位に入った青野朱李(山形中央)。右は優勝した児玉芽生(大分雄城台)=天童市・NDソフトスタジアム山形
〈陸上女子100メートル決勝〉3位に入った青野朱李(山形中央)。右は優勝した児玉芽生(大分雄城台)=天童市・NDソフトスタジアム山形
 全国高校総体夏季大会「南東北インターハイ」は第3日の30日、山形、宮城、福島の各県で競技が行われた。県勢は陸上女子100メートルで青野朱李(山形中央)が3位に入った。同400メートルリレーの山中央は決勝に進出。同400メートル障害の予選では大城楓奈(山形北)が59秒58の県高校新記録をマークし、準決勝に進んだ。

 卓球男子団体の鶴岡東は準々決勝で愛工大名電(愛知)に敗れ、5位。レスリング男子団体の山形商、ホッケー女子の米沢商はそれぞれ準々決勝に駒を進めた。空手道の女子形個人の斎藤沙希(天童)、組手個人の島貫菜花(南陽)はそれぞれ4回戦で敗れた。

【ヒロイン】予選は好調も…向かい風、後半伸びず
 今大会に向けた全国ランキングトップの11秒77を引っ提げ、女子100メートルに挑んだ青野朱李(山形中央)。3メートルの向かい風が吹いた決勝は12秒15にとどまり、3位だった。「地元インターハイという、二度とない機会だったのに…」。2年生はレース直後、目に涙を浮かべ、声を絞り出した。

 順調な滑り出しだった。「スタートから決まって後半もリラックスして走れた」と話す予選は前半から滑らかな加速で周りを置き去りにし、全体トップの11秒83。表情にも余裕が見え、好調さがうかがえた。準決勝はスタートで出遅れたが、持ち味の後半の伸びで巻き返し、危なげなかった。

 迎えた決勝は多くの観客がスタンドを埋めた。青野の名前が紹介されると、会場からはひときわ大きな拍手。本人の表情には若干の硬さが見え「招集所にいる時から緊張していた」と明かす。「大丈夫」と言い聞かせたが、スタートで出遅れ、中盤以降も伸びを欠いた。「前に人がいて力んでしまった」

 佐藤孝夫監督は「コンディションは悪くなかった」と見る一方、向かい風への対応が不十分だったと分析する。今季は県高校総体、東北高校選手権と追い風の好条件下でレースが続いていた。

 100メートル決勝から約2時間後。400メートルリレーで決勝進出を決めた青野の表情には、闘志が戻っていた。「100メートルでは悔しい思いをした。それを挽回するくらい、200メートルやリレーで頑張りたい」。雪辱の舞台へ、切り替えは済んだ。

記録にはびっくり
 ▽陸上女子400メートル障害の大城楓奈(山形北)=予選の59秒58は25年ぶりの県高校新記録 昨日から調子が良く、全体を通して理想の走りができた。前半は力まずに入り、後半はリズムを崩さずに走りきるよう意識した。記録にはびっくり。どの選手も次の準決勝に懸けてくる。予選と同じようなレースをし、競った場面で勝てる走りをしたい。

〈卓球男子団体準々決勝・鶴岡東―愛工大名電 シングルス〉ポイントを奪って雄たけびを上げる内田涼哉(鶴岡東)=福島県・郡山総合体育館
〈卓球男子団体準々決勝・鶴岡東―愛工大名電 シングルス〉ポイントを奪って雄たけびを上げる内田涼哉(鶴岡東)=福島県・郡山総合体育館
鶴岡東・内田が奮闘―男子団体4年連続入賞
 「相手を倒したいという気持ちを強く感じた」。卓球男子団体で4年連続の入賞を果たした鶴岡東。杉野森大輔監督の言葉が選手の奮闘ぶりを物語る。準々決勝では昨年覇者の強豪・愛工大名電(愛知)に1―3で敗れ、目標の4強入りには届かなかったが、胸を張っていい成績だ。

 この日のキーマンはカットマンの3年生、内田涼哉だった。鶴東は関西(岡山)との3回戦、ダブルスを落とすなど1―2の状況に追い込まれた。第5シングルスの内田は杉野森監督から「お前に賭けた」と送り出され、3―1で勝利。第4シングルスの星翔太と共に、チームの逆転勝ちを呼び込んだ。

 さらに真価を発揮したのは準々決勝。相手のスマッシュに食らい付き、チャンスと見れば果敢に前に出て強打。ポイントを奪うたび雄たけびを上げ、一矢報いた。

 主将の加藤宏基は「彼が積み重ねた努力が形になったと思う。同じ3年生としてうれしい」。内田は「使ってくれた監督には感謝の気持ちでいっぱい」。爽やかな笑顔に、力を出し切った充実感があふれていた。

〈空手道女子形個人4回戦〉力強く演舞を披露する斎藤沙希(天童)=福島県・猪苗代町総合体育館
〈空手道女子形個人4回戦〉力強く演舞を披露する斎藤沙希(天童)=福島県・猪苗代町総合体育館
天童・斎藤、4回戦で涙―女子形個人
 ○…畳を降りると涙をこらえ切れなかった。空手道女子形個人の斎藤沙希(天童)は4回戦で群馬の選手に0―5で敗退。「優勝を目指していたので悔しい。でも一番自分らしい形ができた」と、目頭をタオルで押さえた。

 身長165センチ近い体を大きく使ったダイナミックな演舞が魅力。この日も気迫に満ちた表情で力強く蹴りや突きを繰り出したが、相手の技術には及ばなかった。横田和浩監督は「やってきたことは間違っていないし、まだまだ伸びしろはある」と分析。斎藤も「しなやかさや緩急の部分でもっと磨きを掛けられるはず。8月の東北総体と10月の国体では絶対優勝する」と誓った。

〈ホッケー女子2回戦・米沢商―飯能(埼玉)〉米商は2年生MF高橋佳歩(中央)が得点を決めて勢いに乗り、8強に進出した=米沢市・米沢商業高ホッケー場
〈ホッケー女子2回戦・米沢商―飯能(埼玉)〉米商は2年生MF高橋佳歩(中央)が得点を決めて勢いに乗り、8強に進出した=米沢市・米沢商業高ホッケー場
米沢商、3年ぶり8強―女子
 ○…ホッケー女子の米沢商が2回戦で飯能(埼玉県)を下し、3年ぶりの8強入り。勝利の立役者は得点を決めた2年生のMF高橋佳歩と、DF小池桜。手塚剛監督は「(2人とも)好機をしっかりものにし、チームを勢いづかせてくれた」とたたえた。

 序盤から果敢に攻めて何度も得点機はつくるが、シュートを決めきれない。待望の先制点は前半32分。高橋がシュートのこぼれ球を冷静に押し込んだ。追加点は後半2分のペナルティーコーナーから。手塚監督は「小池はセットプレーでの得点率が高い。直接狙うよう迷わず指示を出した」。小池の強烈なシュートが相手キーパーの右を抜けてゴールに突き刺さった。相手の反撃を後半の1点に抑え、逃げ切った。

 目標はベスト4。全国の舞台で輝きを見せた2人は「決定力や守備面にまだ課題がある。しっかり修正し、次戦も勝つ」と力強く語った。

〈レスリング団体3回戦・山形商―日本文理大付(大分)〉山商55キロ級の土屋出(左)が技を仕掛ける=上山市・三友エンジニア体育文化センター
〈レスリング団体3回戦・山形商―日本文理大付(大分)〉山商55キロ級の土屋出(左)が技を仕掛ける=上山市・三友エンジニア体育文化センター
山形商が10年ぶり8強―男子団体
 ○…レスリング団体の山形商が3回戦で九州王者・日本文理大付(大分)を撃破。軽量級で踏ん張り、10年ぶりのベスト8入りを決めた。

 計7階級の成績で勝敗を決める団体。芦野茂美監督が「勢いがある」と警戒した相手。山商は1番手の50キロ級で出ばなをくじかれた。ポイントで優位に立ちながら、一瞬の隙を突かれてフォールを奪われた。

 「立て直すしかない」と、2番手55キロ級の土屋出(いずる)は気合を入れてマットに上がった。序盤に軽いフットワークを見せ、投げ技で大量点を奪った。「一瞬でも気を抜くな」。自らに言い聞かせ、最後に相手の背後に回りテクニカルフォール勝ち。山商はここから連勝し、一気に試合を決めた。

 31日の準々決勝の相手は沼津城北(静岡)。3月の全国選抜大会3位に入った格上で、特に軽量級に実力者がそろう。土屋は「自分たちが一角を崩さなければいけない」。目指す表彰台をつかむため、強い覚悟を口にした。

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