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【南東北IH】コーチ、先輩との「チーム菅原」結実 女子円盤投げ・斎藤真希選手(鶴岡工)初V

2017年08月01日 10:49
悲願の全国優勝を成し遂げた斎藤真希選手(中央、鶴岡工)が菅原稔コーチ(左)、渡部結衣選手(鶴岡北)と喜び合う=天童市・NDソフトスタジアム山形
悲願の全国優勝を成し遂げた斎藤真希選手(中央、鶴岡工)が菅原稔コーチ(左)、渡部結衣選手(鶴岡北)と喜び合う=天童市・NDソフトスタジアム山形
 「チーム菅原」ここにあり―。天童市のNDソフトスタジアム山形で行われている全国高校総体夏季大会「南東北インターハイ」の陸上で31日、女子円盤投げの斎藤真希選手(鶴岡工2年)が初優勝した。菅原稔コーチ(77)の指導の下、渡部結衣選手(鶴岡北3年)とトレーニングを重ね、目指してきた女王の座。菅原コーチは「3人でインターハイに挑戦し、3人で勝った」と強調した。

 姉の早希選手(22)=東女体大職=も菅原コーチに教わり、投てきが専門。ただインターハイでは2位が最高だった。「姉の記録を破りたい」。菅原コーチは、余目中1年生だった真希選手が自宅を訪れ、指導を受けたいと頭を下げた日のことを覚えている。小学生のソフトボール投げで県トップクラスのパワーを見せていた真希選手。全国の頂に向けた挑戦が始まった。

 練習場所は鶴岡市小真木原陸上競技場。一つ年上の渡部選手と3人で、来る日も来る日も円盤を投げ、冬場は地道な筋力トレーニングなどで鍛えた。「朝練2時間、夕方3時間。結衣が真希をリードしてくれた」と菅原コーチ。渡部選手は「真希と2人だから乗り越えられた」と笑う。

 その間、菅原コーチは喉頭がんや食道がんを患い、手術を受けた。日本選手権などで活躍した元アスリートは、病魔に打ち勝ち現場に戻ってきた。何とか教え子を高みへ引き上げたい―。その一心で取り組む姿は「命懸けの指導」だった。

 この日もスタンドで見守り、投げるたびに2人にアドバイス。真希選手が優勝をほぼ決定付けた5投目(48メートル76)の後、菅原コーチは「甘んじずに攻めろ」と厳しくも笑顔で送り出した。「今までの練習や試合の中では満点に近い出来」と胸をなで下ろす一方、「また明日から練習だな」。今季の目標の日本高校記録(51メートル25)更新へ、師弟の挑戦はこれからも続く。

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