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すいすい花笠パレード、観客「見やすい」 踊りスピードアップ、効果あり

2017年08月08日 14:55
踊りのスピードアップに取り組み、パレードがスムーズに進んだ今年の山形花笠まつり=山形市
踊りのスピードアップに取り組み、パレードがスムーズに進んだ今年の山形花笠まつり=山形市
 3日間にわたって真夏の夜を華麗に彩り、7日にフィナーレを迎えた山形市の山形花笠まつり。今年は主催者がパレード進行のスムーズ化を狙い、踊りのスピードアップに取り組んだ。慣れない動きに踊り手から戸惑いの声も聞かれたが、3日間とも予定時刻前にパレードが終わり、改良の成果は上々。「各団体の踊りが見やすくなった」と観客の反応も好意的だった。

 花笠まつりは年々、踊り手の人数が増えている。2001年からは17年連続で1万人を超え、2年前は1万4560人と過去最多。今年は2番目に多い1万4186人が練り歩いた。

 子どもから大人まで多くの人が参加できるのが魅力だ。一方で、踊り手が1日4千人を超え、幅広い年代の参加が増えた頃から、パレードの滞留、長時間化が課題として浮上した。

 踊り手は午後5時50分~10時の交通規制時間内に約1.2キロ区間を通り抜ける必要がある。ただ子どもと大人は歩幅が違い、花笠音頭1曲分に進める距離も違う。創作ダンスを披露する団体が増え、前進が少ない踊りの多様化も進んだ。

 昨年までは流れが滞り、隊列調整時に駆け足で団体間の距離を詰めたり、規制解除直前までパレードが続いたりする場面も見られた。目の前を駆け足で通り過ぎられた観客から不満の声が漏れることがあった。

 そこで、県花笠協議会は最も踊る団体が多い正調踊りに関し、スピードアップに着手。花笠舞踊団の協力を得て、踊りの改良に取り組んだ。具体的には、「4歩」歩いていた部分を「8歩」歩くように、「2歩」歩いていた部分を「4歩」歩くように変えた。これは東北六魂祭用に考えられた改良版。音楽のテンポや振り付けは変えないため、見た目に違和感はない。参加団体には事前に教習DVDを配布し、普及に努めた。

 その成果は早速、初日に表れ、終了予定の午後9時45分から12分早く最終集団がゴール。同様に第2日は5分、最終日は15分早かった。DVD配布が開催直前となったため、改良が浸透しきれなかった面も。踊り手の男性の一人は「慣れていないせいか、歩数が増えた部分は走っているような感じで、忙しい気がした」と振り返ったが、スムーズな進行は観客におおむね好評で「踊りのテンポが良くなった」「見やすくなった」との声が聞かれた。

 森晃同協議会事務局長は「パレードは間が空かず、スムーズに流れた。ひとまず対策が功を奏した」とほっとした様子。主催者は今後も多くの人にまつりの魅力を届けるため、スピードアップ版導入を続ける予定だ。

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