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奥山メリヤス(寒河江)海外展開を加速 相次ぎ出展、受注も獲得

2017年08月10日 09:22
海外市場に売り込んでいるBATONERの製品=寒河江市・奥山メリヤス
海外市場に売り込んでいるBATONERの製品=寒河江市・奥山メリヤス
 ニットメーカー・奥山メリヤス(寒河江市、奥山幸八社長)が自社ブランド「BATONER(バトナー)」の海外展開を加速させている。1月を皮切りにフランスや米国での展示会に相次いで出展し、既に受注も獲得。人口減少などで国内のアパレル市場の縮小が見込まれる中、生き残りをかけて新たな販路拡大に挑戦している。

 バトナーは相手先ブランドによる生産(OEM)などで培った技術力を生かし、2013年に立ち上げた。ブランド名にはものづくりの伝統をつなぐという「バトン」の意味を込める。厳選した天然素材にこだわり、時代を超えて愛されるシンプルなデザインが特徴。手編みの風合いのあるニットのほか、21ゲージ(2.54センチの中に針が21本)の編み機を使い、きめ細かな編み目の製品も生産している。

 編み上がった生地を縫い合わせる際は一つ一つの編み目に手作業で針を刺す「リンキングミシン」を主に活用。熟練の技術が必要で手間はかかるが、見た目のシルエットがきれいになるほか、伸縮性も良くなるという。これまで年2回のペースで東京都内で展示会を開催。大手百貨店での取り扱いが増え、知名度と売り上げが伸びている中で海外に打って出ることにした。

「リンキングミシン」を使うなど技術力の高いニット製品を市場に提供している
「リンキングミシン」を使うなど技術力の高いニット製品を市場に提供している
 海外には男性用ニットから売り込んでいる。1月のパリの展示会にはセーターを中心に約50点を出展。初出展ながらも米国やドイツなどの4社から合わせて約160点の受注を得た。バイヤーからはシルエットの美しさのほか、品質の高さの割に求めやすい価格帯などが評価されたという。

 6月にもパリ、7月にはニューヨークで売り込み、今後も欧米を中心に攻勢をかける考え。奥山社長は「国内外でバトナーのファンを増やしたい。海外事業で全体の売上高の1割増を目指す」と意気込む。同社の取り組みは、日本貿易振興機構(ジェトロ)の輸出有望案件発掘支援事業に採択されており、7月から2年間、ファッション専門家による海外展示会同行などの支援を受ける。バトナーのあぜ編みニットセーターの価格は2万3760円、21ゲージスムースニットTシャツは1万7280円。

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