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山岳遭難にドローン導入 飯豊朝日救助隊、3年内めざす

2017年08月11日 12:00
ドローンの試験飛行の様子。3年以内をめどに現場導入を目指す=7月12日、小国町
ドローンの試験飛行の様子。3年以内をめどに現場導入を目指す=7月12日、小国町
 「山の日」(8月11日)が昨年から祝日となり、中高年を中心に愛好者が増えている登山。登山人気の高まりを背景に、高齢者の遭難事故も相次いでいる。朝日、飯豊連峰を抱える飯豊朝日山岳遭難対策委員会救助隊(小国町)は、捜索、救助活動に役立てようと小型無人機「ドローン」の導入準備を進めている。遭難者の早期発見・救助や救助隊員の負担軽減など、空からの捜索活動に対する期待は高い。

 救助隊の「新しいもの好き」がきっかけ。渡部政信隊長(39)は「(活動に)役立ちそうなものは、積極的に手を出している」と話す。今年5月に東京都内で開かれた山岳捜索ドローン技術講習会(東京都山岳連盟主催)に参加し、構造や飛行運用ルール、法規則などを学び、操縦も体験した。講習会を通じて可能性を強く感じ、6月末に新潟市在住の山仲間から中型ドローンを買い取った。

 ドローンの特徴は、安価で迅速な救助活動が期待できる点。風の影響を受けやすく、安全面の観点から設定された法的規制という課題もある。先月12日に飯豊連峰の石転び沢で試験飛行を行った際、強風で墜落したという。

 渡部隊長は「情報通り、風にかなり弱いと分かった」と話し、ドローンの長所を引き出す利活用法を探ることが必要だと分析。本格導入に向け「まだ操作も不慣れ。飛行の関係法令をきちんと学んだ上で、どんな状況でも安定飛行できるように隊員の操作技術のレベルアップを図っていく」と話す。

 救助隊は3年以内をめどに、現場導入を目指す。多様な効果が期待されるが、遭難を回避する登山計画などが重要になる。鈴木佳宏小国警察署長は、登山届提出の有無が遭難時の初動活動に大きく関わると強調し「力量に合わせ、無理のない目標とルート設定で安全な登山を楽しんでもらいたい」と話している。

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