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若連代表に史上初の女性選出 新庄まつりの山車制作

2017年08月12日 12:42
山車小屋に連日通い、山車作りに励む早坂麻子さん。「責任は重い」と気合を入れている=新庄市鉄砲町
山車小屋に連日通い、山車作りに励む早坂麻子さん。「責任は重い」と気合を入れている=新庄市鉄砲町
 260年以上の歴史を誇る新庄まつり(8月24~26日)の山車(やたい)を作る若連(わかれん=旧町単位の組織)の一つに、史上初となる女性代表が誕生した。昨年のユネスコ無形文化遺産登録に続き、まつりに新たな歴史が加わったと話題だ。「無事に運行させることが最大の目標」と気を引き締め、本番が近づく喜びも感じながら山車制作に励んでいる。

 この女性は落合町若連の早坂麻子さん(39)=大町。市中心部に位置する同若連のメンバーは20~50代の40人ほどで、全部で20ある若連の中で規模は小さい方だ。今年初めの会合で「少子化の時代だし、女性が代表となってもいいと思う」「やるなら一番初めがいい。パイオニアになってほしい」といった声が上がり、満場一致で早坂さんが新代表に選出された。

 夫と共働きで中学2年と5歳の息子の母親でもある早坂さん。最初は「荷が重い」と感じたが、山車制作を統括し、代表を務めた経験もある会社社長小野英章さん(52)=大町=などから「俺たちがサポートするから自信を持ってやれ」と励まされ、使命を果たすと決めた。

 幼い頃から父親に連れられ山車を作る小屋に通い、作業も手伝ってきた。だから「まつりに参加しないという選択肢が自分には全くない。やめたいと思ったこともない。もう暮らしの一部なんです」

 根っからの祭り好きで、本番が近づき囃子が聞こえてくれば、早く山車を引っ張りたくて落ち着かなくなる。明るく、竹を割ったような性格で、男性陣とも対等に渡り合う。信頼は厚い。

 “ユネスコ登録元年”のことし、落合町若連の風流(題目)は「元寇(げんこう)『神風疾風怒濤(どとう)』」。5月半ばから制作に取りかかり、現在は装飾や花の取り付けなどに忙しい。息子たちも一緒に小屋通いしているので作業が楽しいと話すと、長男の響(ひびき)さん(13)と次男の翼君は「代表になってくれてうれしい。頑張って」とエールを送った。

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