県内ニュース

避難者支援で広域連携、知事が検討提起へ 今秋の北海道東北知事会議

2017年09月13日 08:53
今秋の北海道東北地方知事会議で避難者支援の広域連携を提唱する考えを示した吉村美栄子知事=県庁
今秋の北海道東北地方知事会議で避難者支援の広域連携を提唱する考えを示した吉村美栄子知事=県庁
 東日本大震災と東京電力福島第1原発事故に伴う避難者への支援について、吉村美栄子知事は12日、支援内容の情報共有を確認した先の山形、新潟、福島3県知事会議を踏まえ、今秋に開催予定の北海道東北地方知事会議で広域連携の検討を提起する考えを明らかにした。

 3県知事会議では、福島県から山形、新潟両県への避難者に対する支援状況と課題、観光や農林水産物に対する風評被害が議題となり、保育料減免や就学・就労支援など避難者支援に必要な財政措置、風評被害の払拭(ふっしょく)などを政府に求める要望書を採択した。受け入れ先の自治体が独自支援策を講じている現状に、吉村知事は「3県で情報を共有して取り組みたい」と発言していた。

 この日の定例記者会見で吉村知事は「各県が独自に考え、施策を打ち出してきたが、避難者支援は競争ではない」と述べた。その上で「足並みをそろえ、知恵を出し合うことができる」とし、北海道東北地方知事会議で3県知事会議の協議内容を紹介する方針を示した。

吉野復興相と意見交換―山形・避難者支援5団体
避難者の支援団体と意見を交わす吉野正芳復興相(右)=山形市・霞城セントラル
避難者の支援団体と意見を交わす吉野正芳復興相(右)=山形市・霞城セントラル
 吉野正芳復興相が12日、来県し、東日本大震災に伴う本県への避難者を支援する団体や吉村美栄子知事と意見を交換した。避難生活の長期化に伴い、悩みが深刻化し、ニーズの多様化が生じている現状を共有し、細やかなケアの必要性を確認した。

 来県は全国に26カ所ある生活再建支援拠点への訪問活動の一環で、復興相が本県を訪れるのは5年ぶり。意見交換は山形市の霞城セントラルで行い、冒頭のみ公開した。5団体の代表者と面会した吉野氏は「私自身が6年半たった今、津波の映像を見たくなくなっている。今こそ心のケア、心の復興が大切だと考えている」とあいさつした。

 団体側からは、自主避難者が住宅支援を求めていることや、転居などに伴い避難者に必要な情報の提供が難しいことなどが伝えられたという。本県の支援拠点を運営するNPO法人「山形の公益活動を応援する会・アミル」の斎藤和人代表理事は「時間経過が非常に長く、それぞれの置かれた状況が変わってきている。支援する側の悩みや現状についても伝えた」と話した。

 吉野氏は、福島県による家賃補助の手続きをアミルが分かりやすく紹介していることを評価。今後、全国的な交流会を開き、こうした好事例を広める考えを示した。強い要望がある自主避難者への住宅提供については「自立を目指すということに支援の方向性を持ってきている」と述べるにとどめた。

関連記事

by weblio


おすすめニュース

文字サイズ変更
  • 小
  • 中
  • 大

県内7市発行メールマガジン登録無料

ふるさとだより

週1回配信中!

ニュース特集

スポーツ

教育・子育て

おでかけ

暮らし情報

twitter発信中

山形新聞からお知らせ

  1. 【2017年8大事業】
     山形新聞、山形放送の2017年の8大事業が決まりました。詳しくは、こちらから
  2. 【やましん公式FB】
     山形新聞社は、インターネット交流サイト「フェイスブック(FB)」の公式ページを新設しました。
     公式ページでは山形新聞のニュースのほか、本社からのお知らせなどを中心に紹介します。
     アドレスは、こちらから
  3. 【やましんe聞で動画視聴】
     読者限定の電子版「やましんe聞」で動画を閲覧できる新サービスを始めました。詳しくは、こちらから。
  4. ◆中学、高校の各種スポーツ大会の記録を紹介。検索機能も備えています。アクセス方法はこちら
  5. ◆探したい記事がきっと見つかる、山形新聞記事データベース。他社DB横断検索が便利な日経テレコンジー・サーチファクティバ
  6. ◆県外でも今日の朝刊が朝一で読める「お届け電子版
  7. ◆ニュース速報、高校野球、モンテ情報、おくやみ… 身近な情報を携帯で確認「モバイルやましん
  8. ◆故郷の話題をメールでお届け、ふるさとメール会員募集(登録無料)
山形新聞から
販売から