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山形のアスク、インド進出へ 「はえぬき」を栽培、販売

2017年09月19日 14:41
来県し、アスクの水田を視察するインドの流通業者や農業の専門家=山形市
来県し、アスクの水田を視察するインドの流通業者や農業の専門家=山形市
 米穀類販売業のアスク(山形市、河合克行社長)は、インドで「はえぬき」を栽培・販売する現地法人の設立を計画している。インドでは長粒米が主に流通しており、短粒の「ジャポニカ米」を求める日本料理店などの需要があるという。現地の農業専門家らと連携して土壌が肥沃(ひよく)な北西部2カ所で12月から試験栽培を行い、マーケットの開拓を目指す。

 インドで外食や貿易を手掛ける「K・HOUSE」(東京、小河原淳社長)と共同で来年1月までに現地法人を設立する。小河原社長によると、インドは国策で米の輸入を制限している上、短粒米の生産・精米技術が普及しておらず、現地の日本料理店などは高品質な短粒米の確保に苦労しているという。現地法人は栽培から精米、販売まで一貫して対応する計画だ。

 2014年から3年間、コルカタ近郊で短粒米の試験栽培を行い、1ヘクタール当たり4トンの収穫を上げて一定の手応えを得た。ただ、この時は十分な精米設備がなく、米が割れたり石が混じったりしたため、今回は大型の精米機を導入するほか、現地の流通業者、農業の専門家らと連携して収量アップを目指すことにした。1ヘクタール当たり6トンの収量を目標に掲げ、12月から北西部のデラドゥーン、カイタルの2カ所で栽培を開始する。

 今月中旬に来県し、アスクの水田などを視察したインドの農業博士は「倉庫の温度管理システムなどに感動した。栽培・精米に当たっては山形の農家と同じフィーリングで行うことが重要だと感じている」と語った。

 当面のターゲットは現地の日本料理店や日本人だが、スーパーでの実演販売などを通して一般のインド人にも短粒米のおいしい食べ方を知ってもらい、需要を掘り起こす考えだ。アスクの河合龍太常務は「インドで米を作るのはスタート地点。いずれ米以外の農産物などにビジネスを広げ、日本とインドの交流にもつながる事業を展開したい」としている。

 インド進出に当たっては、インド最大の国営商業銀行「インドステイト銀行」と業務協力の覚書を交わしている荘内銀行が、人材ネットワークの紹介などのコーディネートを行っている。

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