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【映画祭】街へ繰り出す映画人 県外関係者、山形での過ごし方

2017年10月10日 14:14
映画鑑賞後、山形の食事を楽しみながら話に花が咲く=山形市七日町2丁目
映画鑑賞後、山形の食事を楽しみながら話に花が咲く=山形市七日町2丁目
 山形国際ドキュメンタリー映画祭を訪れる県外の人たちは映画を見るほかに、どのように山形で時間を過ごしているのだろうか。映画祭開催中の街で出会った海外や県外の映画監督、映画関係者に聞いてみた。

 6日夜、シネマ通り(山形市七日町)の飲食店プルマンサンジャックにいた4人グループは映画談議に花を咲かせていた。そのうちの1人で20年ほど通っているという映画監督ヤン・ヨンヒさん(52)は「見終わった後、誰かと話すべき映画が多いから、(話しながら食べる)食べ物は大事。山形はお酒と食べ物がおいしくて素晴らしい」と話す。ヤンさんに勧められ、山形を訪れるようになった友人もいるそうだ。

 1991年に始まった「香味庵クラブ」は今回も夜の居場所の代名詞で、外にまで人があふれ出す。地元ボランティアからの紹介のほか、上映会場で配布している飲食店マップを参考にしたり、自分の勘に頼ったり、それぞれ街に繰り出している。

 「以前よりシネマ通りが開発されていてすてき」と話すのは、映画祭を訪れるのが2回目の呉凡さん(40)=台湾国際ドキュメンタリー映画祭スタッフ。シネマ通りは2015年の前回映画祭後に様変わりした。昨年4月に本格オープンした文化拠点施設「とんがりビル」が会場の一つになったこともあり、シネマ通りの店にも映画祭のパスを首から下げた人が目立った。

 地元の人と独自に交流しながら開拓する人もいる。ベルギー・ブリュッセルで映画館を運営するニコラス・ブラスさん(31)は「以前の映画祭期間中、地元の人に勧められて千歳山に行き、焼き物(平清水焼)に興味を持った。飲食店も同様に教えてもらい、ランダムに入っている」と語った。

 プルマンサンジャックの店頭には映画祭参加者に向けた英語の張り紙があった。店主の芝田浩さん(57)は「連泊で予算が厳しいとも聞くので少し安値で提供している。せっかく山形に来てくれたのだからゆっくりしてもらえたら」と話した。

朝食を取りながら日本の映像作家と海外の映画関係者が情報交換した=山形市・とんがりビル
朝食を取りながら日本の映像作家と海外の映画関係者が情報交換した=山形市・とんがりビル
ノンアルコールの映画談議、七日町で朝食会
 山形国際ドキュメンタリー映画祭2017では8、9の両日、日本の映画製作者と海外の映画関係者が集う朝食会が開かれた。山形市七日町2丁目のとんがりビルを会場に、山形の食材を楽しみながら情報を交換した。

 こうした交流は夜に行われてきたが、アルコールが入らない状況で、じっくりやりとりできるよう今回初めて午前8時から開いた。2日間で約60人の日本人監督、海外の映画祭ディレクターらが参加し、個別に交流した。海外の映画祭関係者の中には、自らの映画祭における初上映を狙い、企画段階の作品を持つ日本人製作者に関心を寄せる人もいたという。

 映画監督の歌川達人さん(27)=東京都=は海外の映画祭運営者と直接話し、「落ち着いて話すことができて良かった。今後の展開に貴重な場」と手応えを語った。経済産業省の補助を受け、映画祭事務局が主催した。

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