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本県に移住の2人、感性持ち寄り写真絵本 出版社つくり、ユニット活動

2017年10月20日 14:23
「るーつ企画」を立ち上げたさとうなつきさん(左)と前田有歩さん=真室川町中央公民館
「るーつ企画」を立ち上げたさとうなつきさん(左)と前田有歩さん=真室川町中央公民館
 作家ユニット「あるほなつき」として活動する、絵本作家さとうなつきさん(41)=真室川町=と、写真作家前田有歩(あるほ)さん(43)=山形市=が出版社「るーつ企画」を立ち上げた。それぞれの結婚を機に県内に移り住んだ2人。今月にはさとうさんが描いた球体のキャラクターと前田さんの写真を組み合わせた写真絵本を出版するなど、活動の幅を広げている。

 さとうさんは岩手県北上市出身で、中学校の美術講師などを経て、結婚に伴い真室川町に移住した。2012年には本紙「日曜随想」の筆者を務め、16年に「おおしま国際手づくり絵本コンクール」(富山県射水市絵本文化振興財団主催)で最高賞を受賞した。

 前田さんは東京都足立区出身。妻の実家がある山形市にIターンし、県内を中心とした自然風景を写真で表現している。

 2人は、15年に共同で展示会を開いたのがきっかけで「あるほなつき」として活動を開始した。真室川町を中心に、オリジナル絵本を製作するワークショップなどを開催し、フリーペーパーも発行している。

 中でもフリーペーパーを作るうちに、作品を形に残し、多くの人に見てもらう大切さに気付いたという。また、受賞に伴って絵本作家として本格デビューが決まったさとうさんは「作家としては作品を出し続けたい、伝えたいことを表現し続けたいと感じた」と語る。この思いが契機となり、「るーつ企画」としての起業を決めた。

 出版する本の特徴は、全て手作業で製本を仕上げていること。版画家で製本技術も持っていた前田さんの父からノウハウを受け継いだ。本はハードカバーで手作りには見えないほどしっかりしている。ただ、前田さんは「製本も大切な作業の一つだが、より創作活動に注力していきたい」と将来の目標を語る。

 これまで、さとうさんの受賞作や前田さんの写真集などを出版したのに加え、10月には2人の合作として写真絵本「木の玉っころちゃん」も発売した。木製の球に、さとうさんがさまざまなキャラクターの顔を描き、それらを風景の中に配置して前田さんが写真を撮影した。表情豊かな「玉っころちゃん」たちが、さまざまな物語を語りかけてくるような作品に仕上がっている。

 当面、絵本はインターネット通販や各地のイベントで対面販売する。28日には真室川町の「蔵ギャラリー enta」で展示販売も行う。

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