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県内3小選挙区、自民が議席独占 1区遠藤氏、2区鈴木氏、3区加藤鮎氏

2017年10月23日 11:05
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 衆院選は、県内3小選挙区に10人が出馬し、自民が2014年の前回選に続いて3議席を独占した。比例東北ブロックでの復活当選はなかった。現在の県内3小選挙区になった03年以降、選挙区と比例東北で県関係の非自民系候補が議席を獲得できなかったのは、今回が初めて。県内3小選挙区の平均投票率は64.07%で、14年の前回を4.92ポイント上回った。当選者は、県1区が前職の遠藤利明(67)、県2区が前職の鈴木憲和(35)、県3区が前職の加藤鮎子(38)の3氏。

 県1区の遠藤氏は安定感のある戦いぶりで8選を果たした。前回に続き新人の挑戦を受けたが、自らの後援会に加え、佐藤孝弘山形市長らの後援組織と連携を強め、盤石な戦いを展開した。厚みを増した態勢で「圧倒的な勝利」を合言葉に、3市2町で他候補を大きく引き離した。

 希望新人の荒井寛氏(44)は「世代交代」を掲げ、親族や企業関係者などによる後援会を足場に草の根運動を徹底。鹿野道彦元農相などから支援を受けたが、知名度不足が響き、浸透しきれなかった。

 県2区の鈴木氏は自民所属県議や支援市町議を主体にした組織戦を展開してきた。安倍晋三首相らの来援でギアを上げ、公明との連動性を高めた。インフラ整備や農業政策で実行力を強調し、北村山、西村山で優位に戦いを進めたほか、近藤洋介氏(52)の地元・米沢市でも競り合った。

 希望前職の近藤氏は後援会を軸に、昨夏の参院選で圧勝した舟山康江氏の支援者らを加えた運動を継続した。自らの希望入りで野党共闘を見送ったが、希望が失速。連合山形系の結集に努め、無党派層の獲得を図ったが、取り込みきれなかった。

 県3区は鶴岡市長選・市議選と日程が重なり、岸宏一元参院議員の訃報が飛び込むなど不透明感が漂う中での選挙戦となった。

 その中で、加藤鮎氏はインフラ整備の貢献度をアピールし、政権与党を前面に押し出した戦いを繰り広げた。大物が来援する“空中戦”を仕掛け、足元では公明との共闘を継続。支援した現職が落選した鶴岡市長選に危機感を強め、地元の得票で他候補を圧倒し、酒田市でも上積みした。

 希望元職の阿部寿一氏(58)は後援会を足場に、支援の輪を広げる運動を展開。無所属で戦った前回までは与野党を問わず幅広い支持を得てきたが、希望入りで野党との協力関係が崩れた。従来の支持者固めに苦慮する戦いを強いられた。

 共産党は、民進系の3候補が希望入りしたことに反発。県1区に石川渉(43)、県2区に岩本康嗣(52)、県3区に加藤太一(66)の3氏を擁立した。政権批判の受け皿として憲法9条の堅持などを訴えたが、及ばなかった。県3区に出馬した政治団体「幸福実現党」の新人、城取良太氏(40)は広がりを欠いた。

■県関係の当選者((1)現職(2)最終学歴(3)主な経歴(4)出身地)
【1区】遠藤利明 67 自前
(1)団体役員(2)中央大(3)東京五輪・パラ組織委会長代行。五輪相、党幹事長代理、文科副大臣、衆院農水委員長。当選8回(4)上山市

【2区】鈴木憲和 35 自前
(1)政党役員(2)東京大(3)党県連会長、党水産部会長代理。党農林部会長代理、農水省職員。当選3回(4)東京都杉並区

【3区】加藤鮎子 38 自前
(1)政党役員(2)米コロンビア大院(3)党農林副部会長。衆院議員、経営コンサルタント、衆院議員秘書。当選2回(4)鶴岡市

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