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逆転トライ、山形南がV 全国高校ラグビー県予選

2017年10月23日 14:00
〈山形南―山形中央〉後半終了間際、山南(水色)がフォワード陣を中心にインゴールに迫り、直後に逆転のトライを奪う=山形市球技場
〈山形南―山形中央〉後半終了間際、山南(水色)がフォワード陣を中心にインゴールに迫り、直後に逆転のトライを奪う=山形市球技場
 第97回全国高校ラグビー大会県予選大会は22日、山形市球技場で決勝が行われ、山形南が山形中央を21―15で下し、2年ぶり2回目の頂点に立った。

 山南は前半24分に先制点を奪ったが、後半5分に逆転され、さらに同20分にもトライで追加点を許した。同25分にフッカー菊地海星のトライとゴールキックで1点差に迫ると、試合終了間際にラックからセンター植木航大がボールを持ち出し、逆転のトライを決めた。

 山南は12月27日に東大阪市の花園ラグビー場で開幕する全国大会の出場権を得た。

【評】FW陣の力が上回った山形南が逆転で勝利した。試合終盤に攻勢を掛け、1点を追う後半30分にゴール前のラックに人数を集め、センター植木が勝ち越し点を奪った。密集で複数の選手が絡んで体を張り、前進する力強さがあった。山形中央は降雨の影響でバックスへの展開が鈍った。

【スポット】終了間際、FW陣体張った
 ラストワンプレーで歓喜を呼び込んだ。FW陣を中心にした分厚い攻撃を最後まで貫いた山形南。菅原斉監督は「(最後は)練習通りの場面。取り切ると信じていた」と教え子の奮闘をたたえた。

 フッカー菊地海星のトライなどで1点差に迫った時点で、残り時間は5分。そこで信じたのは勝利と自分たちの武器だった。体を張ってじわじわと敵陣に押し込み、相手の反則でゴール近くでチャンスを得る。「最後まで粘り強く、縦を突きたかった」と主将の伊藤大瑛。中央に人を集め、何度も敵にぶつかった。センター植木航大が「押し切っていくしかない」。わずかな守備の隙間からボールを持ち出し、インゴールに飛び込んだ。

 決勝で奪ったトライは全て、FW陣を軸に体を張ってつかみ取った。FWのリーダーを担う菊地は「地味に見えるが、こだわりを持っていた」。昨秋の新チーム立ち上げ後、「花園での1勝」を合言葉に持ち味を磨いてきた。菊地は「体は決して大きくない。運動量を増やし、テンポをもっと上げていく」。全国を意識し決意を口にした。

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