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丸みのある体温計で特許出願 山形大工学部の中山さん

2017年11月08日 20:57
特許出願支援対象となった「脇体温計」の構造を説明する山大工学部の中山良太さん=米沢市・同学部
特許出願支援対象となった「脇体温計」の構造を説明する山大工学部の中山良太さん=米沢市・同学部
 山形大は8日、工学部2年の中山良太さん(21)が考案した「脇体温計」が学生対象の2016年度パテントコンテスト(文部科学省、特許庁など主催)で特許出願支援対象に選ばれたと発表した。球体が脇にフィットし、表面のどの部分でも測れるアイデアが高い評価を得た。

 ピンポン球程度の大きさで表面はシリコンなど弾力性のある素材を想定。内部は熱伝導性のある物質、温度センサー、マイクロコンピューターの3層構造とした。耳の不自由な人も分かるように振動で計測完了を知らせる仕組みにし、スマートフォンで体温を確認できるよう通信機能を持たせる工夫も盛り込んだ。

 「棒状の体温計は脇からはみ出すなど不便さを感じていた。測りやすいものをと考えた」と中山さん。1年時の昨年9月にコンテストに応募し、今年1月に入選が決まった。弁理士のアドバイス、出願などが無料となる権利を得て3月に特許庁への出願が完了。その後も実践経験を積むため、審査期間短縮の手続きなどを自分で行い、先月下旬に全て終えた。「今後は構造やシステムを詰め、製品化の可能性を高めていきたい」と話す。半年から1年で特許権取得の可否が決まる予定だ。

 パテントコンテストは知的財産権制度の理解促進などを目的に毎年開催されている。16年度は全国の大学、高専、高校から計340件の応募があり、31件が特許出願支援対象となった。山大工学部は12年度からシステム創成工学科の学生が授業の一環で取り組んでおり、今回も14人が応募。入選は中山さんが4人目で、過去3人のアイデアはいずれも特許を取得している。

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