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世界女王、白黒つけた! ベルギー・「オセロ」選手権で菅原五段が初V

2017年11月19日 14:51
「会場でカップを持って記念撮影をしたときに初めて世界一になったことを実感できた」と笑顔で話す菅原美紗五段=酒田市
「会場でカップを持って記念撮影をしたときに初めて世界一になったことを実感できた」と笑顔で話す菅原美紗五段=酒田市
 ベルギーのゲントで開かれた家庭用ボードゲーム「オセロ」の世界選手権で、酒田市の会社員菅原美紗五段(24)が女子の部で初優勝に輝いた。初出場での快挙に「まさか世界一になれるとは思っていなかった」と自身もびっくり。「これから恥ずかしい試合はできない。もっと強くなりたい」とさらなる精進を誓った。

 オセロは茨城県出身の故長谷川五郎氏が発明し、1973(昭和48)年に発売。同年から全日本選手権が、77年から世界選手権がそれぞれ毎年開かれている。

 菅原さんが本格的にオセロにのめり込んだのは酒田北高生の頃。休み時間などを使い、携帯電話でオセロのオンラインゲームをするようになった。対戦相手にアドバイスをもらったり書籍で戦術を調べたりして腕を磨く日々。社会人になってから日本オセロ連盟の会員になり、大会に出場するようになった。

 全日本選手権の女子の部で初優勝し、代表決定戦を勝ち抜いて参加した世界選手権は10月31日~11月4日に開かれ、無差別、女子、ユース、団体の4部門に27の国と地域から86人が出場した。このうち女性は20人。部門混合の予選を経て上位4人が決勝ラウンドに進んだ。菅原さんは「パーティーではにぎやかだった外国人選手が真剣な表情をしていた。『これが世界の舞台か』と急に緊張した」と振り返る。

 競技は1日からスタートし、予選は2日間で13試合を戦う過密スケジュール。ターニングポイントは5勝2敗で迎えた2日目だった。午前中に3連敗して休憩中に号泣。極度の疲労と緊張の中、「もう勝つしかない」と気持ちを立て直して3連勝。8勝5敗の2位で通過した。「自分は一度負けると引きずる性格。盛り返せたのは大きかった」

 3日目の決勝はオランダ人選手との対戦だった。準決勝後に相手の予選での棋譜を研究して大一番に臨んだ。結果は読み通り。開始当初から優位に試合を進め、中盤で勝ちを確信したという。それでも最後まで油断せず、必死に思考を働かせながら栄冠をつかみ取った。予選の勝利数で順位を決定する団体の部でも、13連覇を達成した日本チームの一員になった。

 家族は「学生の時は携帯電話ばかりいじっていてどうなるか心配だったけど、まさか世界一になるとは」と驚いていたという。オセロの魅力を「ルールは簡単だけどさまざまな戦術があって奥が深いところ」と話す菅原さん。「今まではオセロは趣味だったが、これからは各種大会でも注目されると思う。まずは来年も世界選手権に出場したい」と力強く語った。

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