県内ニュース

新田氏初当選、町政に変化求める 真室川町長選を振り返って

2017年11月20日 07:31
初当選し支援者に感謝を述べる新田隆治氏=真室川町新町
初当選し支援者に感謝を述べる新田隆治氏=真室川町新町
 19日に投開票が行われた真室川町長選は、新人の新田隆治氏(61)が初当選した。現町政に不満を抱いていた町民が変化を求め、新田氏に新たなかじ取りを任せた。

 新田氏と現職の井上薫氏(62)による現新一騎打ちとなった選挙戦は、12年前に草の根運動を繰り広げた当時新人の井上氏が、自公の推薦を得ながら多選批判を受けた当時の現職を破った選挙と似たような構図となった。

 新田氏は保守、革新双方の町議6人から支援を受けた。告示前の総決起大会では舟山康江参院議員もマイクを握った。出馬表明直後から町職員OBなどでつくる後援会が活発に動き、ローラー作戦を展開したことが奏功した。OBのほか町職員労組から支持を得たことも大きかった。

 また、女性部を組織して選挙カーの乗車人員も女性中心にし、2歳児までの保育料無償化、特別支援の充実といった子育て世代に向けた公約を強く押し出して女性支持を広げた。

 昨年の町議会で副町長と教育長人事の否決が相次ぎ、人口減少率や介護保険料が県内ワーストとなっていることから「町に閉塞(へいそく)感がある」と批判。現職陣営の組織力を草の根運動で上回った。

 一方の井上氏は、自民党真室川町支部の推薦は得られなかったが、同党の小松伸也県議や保守系町議5人らが支援した。先月の衆院選で井上氏が積極的に自民候補の応援をしたことで、告示後には“恩返し”として加藤鮎子、鈴木憲和の両衆院議員、大沼瑞穂参院議員、坂本貴美雄県連幹事長らが駆け付けたが、「対話が少ない」との批判や、現町政から転換を求める流れを止められなかった。

 町民は「新しい風」を求めて新田氏を選んだが、圧倒的な支持を得たわけではない。昨年11月に新田氏が辞職し、空席となっている教育長の任命が急務だ。公約にした副町長の人事にも注目が集まる。選挙後すぐに町議会12月定例会、そして来年度の予算編成期を迎え、待ったなしでその手腕と実行力が試される。

(新庄支社・井上萌々子)

関連記事

by weblio


おすすめニュース

文字サイズ変更
  • 小
  • 中
  • 大

県内7市発行メールマガジン登録無料

ふるさとだより

週1回配信中!

ニュース特集

スポーツ

教育・子育て

おでかけ

暮らし情報

twitter発信中

山形新聞からお知らせ

  1. 【2017年8大事業】
     山形新聞、山形放送の2017年の8大事業が決まりました。詳しくは、こちらから
  2. 【やましん公式FB】
     山形新聞社は、インターネット交流サイト「フェイスブック(FB)」の公式ページを新設しました。
     公式ページでは山形新聞のニュースのほか、本社からのお知らせなどを中心に紹介します。
     アドレスは、こちらから
  3. 【やましんe聞で動画視聴】
     読者限定の電子版「やましんe聞」で動画を閲覧できる新サービスを始めました。詳しくは、こちらから。
  4. ◆中学、高校の各種スポーツ大会の記録を紹介。検索機能も備えています。アクセス方法はこちら
  5. ◆探したい記事がきっと見つかる、山形新聞記事データベース。他社DB横断検索が便利な日経テレコンジー・サーチファクティバ
  6. ◆県外でも今日の朝刊が朝一で読める「お届け電子版
  7. ◆ニュース速報、高校野球、モンテ情報、おくやみ… 身近な情報を携帯で確認「モバイルやましん
  8. ◆故郷の話題をメールでお届け、ふるさとメール会員募集(登録無料)
山形新聞から
販売から