県内ニュース

【モンテ】検証2017(上) リーグ最多タイの引き分け17

2017年11月21日 10:12
第39節愛媛戦、後半ロスタイムに同点に追い付かれ、ぼうぜんとする山形イレブン=10月29日、天童市・NDソフトスタジアム山形
第39節愛媛戦、後半ロスタイムに同点に追い付かれ、ぼうぜんとする山形イレブン=10月29日、天童市・NDソフトスタジアム山形
 サッカーJ2・モンテディオ山形が今季最終戦を終えた。木山隆之(たかし)監督の1年目は、全42試合を戦い、通算成績14勝17分け11敗で勝ち点は59、順位は22チーム中、11位。前半戦は終盤の勝負強さを発揮して上位だったが、後半戦に失速してJ1昇格圏から後退した。今季を分析し、来季の飛躍に向けた課題を探る。

■負けなかったが
 J3降格の危機すらあった昨季から、新戦力12人を加え若返ってのスタートとなった。前半戦はMF南秀仁やDF加賀健一ら主力級でけが人が多く出た中、第19節終了時点で5位と奮闘。しかし直後の第20節徳島戦で6失点して大敗すると、第23節名古屋戦まで4連敗。順位も15位に転落し、その後は思うように浮上できなかった。

 今季の勝敗は表の通り。最も特徴的なのはJ2最多タイの17を数えた引き分けの多さだ。第29節から第33節までは5試合連続ドローで、昇格プレーオフへの争いで足踏みした。負けなかったが、勝てなかった。

■意思疎通不十分
 追い付かれての引き分けは5試合。抱える課題が噴出した試合がある。いずれも終盤に失点した第32節京都戦と第39節愛媛戦だ。

 京都戦は先制されたが同点とし、一時は勝ち越したが、後半32分に追い付かれた。山形のクリアボールが味方に当たってゴール前に跳ね返り、いち早く反応した京都の元日本代表FW大黒将志がシュート。そのこぼれ球を元日本代表DF田中マルクス闘莉王に押し込まれた。イレギュラーな状況に対応できたベテランに対し、若い山形の選手たちは一歩が遅れた。

 愛媛戦は後半12分に先制し、1分後に追加点を奪ったが、直後に失点し、後半ロスタイムに同点ゴールを許した。課題が凝縮して現れたのは2点目を取った後の試合運び。戦い方を変えずに前からプレスを掛けるのか、引いて相手の反撃の裏を狙うのか、前線と後ろの選手の間で意思疎通が不十分だった。中盤の空いたスペースを突かれて失点した。

■勝利へあと一歩
 引き分けを前向きに見れば、負けずに踏みとどまり、勝利へあと一歩だった―と捉えることもできる。特に後半戦は山形が試合開始から攻守で主導権をつかむ試合が多く、戦いのベースは固まりつつあった。

 木山監督は「戦術は向上したが、プラスアルファが未熟だった」と言う。90分間を通じたタフさ、駆け引きのうまさ、勝利をたぐり寄せる要素が足りなかった。木山体制2年目となる来季。J1昇格を果たすには、指揮官のマネジメントも含め、もう一段上の力が必要になる。

◇2017年シーズン成績
第1節・京 都(A) ○ 2―1
第2節・千 葉(A) △ 1―1
第3節・熊 本(A) △ 1―1
第4節・讃 岐(H) △ 0―0
第5節・福 岡(H) △ 0―0
第6節・長 崎(A) ● 0―2
第7節・大 分(H) ○ 3―2
第8節・東京V(H) ○ 1―0
第9節・岡 山(A) ● 1―2
第10節・愛 媛(A) ● 0―2
第11節・水 戸(H) △ 0―0
第12節・名古屋(H) △ 0―0
第13節・金 沢(A) △ 1―1
第14節・松 本(H) ○ 1―0
第15節・山 口(H) ○ 3―2
第16節・湘 南(A) ○ 1―0
第17節・岐 阜(A) △ 1―1
第18節・群 馬(H) ○ 1―0
第19節・横浜C(A) ○ 1―0
第20節・徳 島(H) ● 1―6
第21節・町 田(H) ● 1―3
第22節・山 口(A) ● 0―2
第23節・名古屋(A) ● 0―1
第24節・湘 南(H) ○ 3―0
第25節・福 岡(A) ● 0―2
第26節・群 馬(A) ○ 1―0
第27節・金 沢(H) ○ 2―1
第28節・松 本(A) ● 2―3
第29節・千 葉(H) △ 2―2
第30節・徳 島(A) △ 1―1
第31節・岡 山(H) △ 1―1
第32節・京 都(H) △ 2―2
第33節・町 田(A) △ 0―0
第34節・熊 本(H) ● 0―1
第35節・長 崎(H) △ 0―0
第36節・東京V(A) ● 1―3
第37節・横浜C(H) ○ 2―0
第38節・讃 岐(A) △ 0―0
第39節・愛 媛(H) △ 2―2
第40節・大 分(A) △ 1―1
第41節・水 戸(A) ○ 1―0
第42節・岐 阜(H) ○ 4―1
(Hはホーム、Aはアウェー)

関連記事

by weblio


おすすめニュース

文字サイズ変更
  • 小
  • 中
  • 大

県内7市発行メールマガジン登録無料

ふるさとだより

週1回配信中!

ニュース特集

スポーツ

教育・子育て

おでかけ

暮らし情報

twitter発信中

山形新聞からお知らせ

  1. 【2017年8大事業】
     山形新聞、山形放送の2017年の8大事業が決まりました。詳しくは、こちらから
  2. 【やましん公式FB】
     山形新聞社は、インターネット交流サイト「フェイスブック(FB)」の公式ページを新設しました。
     公式ページでは山形新聞のニュースのほか、本社からのお知らせなどを中心に紹介します。
     アドレスは、こちらから
  3. 【やましんe聞で動画視聴】
     読者限定の電子版「やましんe聞」で動画を閲覧できる新サービスを始めました。詳しくは、こちらから。
  4. ◆中学、高校の各種スポーツ大会の記録を紹介。検索機能も備えています。アクセス方法はこちら
  5. ◆探したい記事がきっと見つかる、山形新聞記事データベース。他社DB横断検索が便利な日経テレコンジー・サーチファクティバ
  6. ◆県外でも今日の朝刊が朝一で読める「お届け電子版
  7. ◆ニュース速報、高校野球、モンテ情報、おくやみ… 身近な情報を携帯で確認「モバイルやましん
  8. ◆故郷の話題をメールでお届け、ふるさとメール会員募集(登録無料)
山形新聞から
販売から