県内ニュースローカル線が協力、訪日推進 山形鉄道など13社が共通券
2017年12月12日 14:36
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フラワー長井線を運営する山形鉄道など、東北と北海道函館市の地域鉄道13社が、台湾からの観光客向けに各社共通のフリー乗車券を発売することになり、仙台市で11日、調印式を行った。訪日客を地域に呼び込み、活性化につなげる狙いで、初めての試み。乗車券は1枚4800円。7日間有効で、13社の計15路線を自由に乗り降りできる。来年1月から台湾の旅行会社を通じて販売し、台湾以外のアジア地域での発売も検討する。 IGRいわて銀河鉄道(盛岡市)の菊池正佳社長は調印式後「雪や桜、温泉といった各地の魅力をローカル線でゆっくりと楽しむ旅を提案したい」と話した。 東北運輸局によると、今年1~9月に東北6県に宿泊した外国人の延べ数は、台湾が約19万8千人で国・地域別のトップ。仙台空港に定期便が就航しているのに加え、東日本大震災の支援を通じて結び付きが強いことも影響しているとみられる。
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