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名門の系譜、条治に続け 山形中央高出4人、五輪へ

2017年12月31日 13:25
五輪代表に選ばれ、健闘を誓ういずれも山形中央高出身の4選手。(左から)ウイリアムソン師円、小田卓朗、加藤条治、一戸誠太郎=長野市のエムウエーブ
五輪代表に選ばれ、健闘を誓ういずれも山形中央高出身の4選手。(左から)ウイリアムソン師円、小田卓朗、加藤条治、一戸誠太郎=長野市のエムウエーブ
 30日に発表されたスピードスケートの平昌冬季五輪代表で、男子8人に、山形中央高出の4人が名を連ねた。4大会連続となる加藤条治選手(32)=博慈会=と、そのきら星を道しるべに才能を開花させた後輩たち。スピードスケートの「名門」が、日の丸を背負う4選手を輩出する快挙となった。

 選ばれたのは加藤選手のほか2大会連続のウイリアムソン師円選手(22)=日本電産サンキョー、ともに初選出の小田卓朗(25)=開発計画研究所=と一戸誠太郎(21)=信州大=の両選手。県体育協会によると、県内で、五輪の同一大会、同一競技の代表に、同じ高校卒の4人が選ばれるのは過去最多という。

 本県スピードスケートの土台を築いてきたのは同校の椿央監督だ。前回ソチ五輪の2人を上回る4人の代表入りに「頼もしい限り」と語った。高校の指導では技術や生活面に加え、「自分で考えること」を意識させている。頭を使い、自発的に取り組むことで、若者たちは自らの才能を見つけ出し、卒業後も力を伸ばしている。

 椿監督は「『山形中央卒業』を誇りに、五輪で精いっぱい暴れてほしい」と4人にエールを送る。そして「これからもこうしたステージに上る選手を育てないと」と意欲を見せた。

滑走する選手に指示を送る山形中央高の椿央監督。教え子4人が平昌冬季五輪に臨む=長野市のエムウエーブ
滑走する選手に指示を送る山形中央高の椿央監督。教え子4人が平昌冬季五輪に臨む=長野市のエムウエーブ
 椿監督の指導を求め北海道から来た3人にとって、憧れであり、目標なのが、2010年バンクーバー冬季五輪銅メダルの加藤選手。高校時代の小田選手にとっては「伝説の人」だったという。今回は共に世界と戦う頼れる兄貴分だ。ウイリアムソン選手は「国際大会で条治さんは『山形の選手だけで写真を撮ろう』と言ってくれる」と、後輩思いの一面を明かす。

 代表に選ばれた4人の活躍は、現役高校生の向上心にも火を付けた。ウイリアムソン選手の妹レミ選手(3年)は「以前からすごいと思う『先輩』だが、五輪を決めた今回は自分も頑張ろう、続きたいとすごく思った」、加藤選手と同じ山形市出身の鈴木杏菜選手(3年)は「やっぱりすごい人たち。いつか超えたい―と思わせてくれる」と語った。

 巣立った卒業生が世界最高の舞台に駆け上がり、高校生はその背中を追い掛けて高みへの階段を上る。全国に名をはせる「名門」の系譜は、脈々と続いていく。

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