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集落の安全など祈る「清川塞の神」 庄内町、人形手に練り歩く

2018年01月03日 20:39
人々が人形を手に、かぶりものなどを身に着けて地区内を練り歩いた=庄内町清川
人々が人形を手に、かぶりものなどを身に着けて地区内を練り歩いた=庄内町清川
 庄内町清川地区に伝わる伝統行事「清川塞(さい)の神」が3日、同地区で行われ、子どもたちを中心とする地域住民が「デグ様」と呼ばれる木製の人形を手に集落を練り歩き、五穀豊穣(ほうじょう)や子孫繁栄などを願った。

 塞の神は村の外から来る疫病神や悪霊から集落を守る。以前は庄内地方の各地で祭りが行われていたが、現在までに多くが廃絶した。同地区では、清川塞の神保存会(斎藤満会長)を中心に継承。かつては男子しか参加できなかったが、女子や帰省してきた町外の人にも裾野を広げて参加者を確保している。

 同保存会によると、着物を着せたデグ様を手にして練り歩くことが同地区の特徴で、東日本でも珍しい形態という。参加者はかぶりものの「トンキン」などを身に着け、太鼓を鳴らしながら民家の玄関先で「ござた、ござた」と唱えて穏やかな一年を祈念した。

子どもたちが民家の玄関先で「ござた、ござた」と唱え、五穀豊穣や子孫繁栄を祈った=庄内町清川
子どもたちが民家の玄関先で「ござた、ござた」と唱え、五穀豊穣や子孫繁栄を祈った=庄内町清川
 同地区に住む鶴岡中央高1年の佐藤樹さん(16)は「毎年参加している。伝統のお祭りを通じて、友人たちと触れ合うのも楽しみの一つ」、斎藤会長(73)は「子どもの数は減少したが、時代に合わせて伝統を継承できるよう努力していきたい」と話していた。

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