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母にささぐ俳句大賞 俳人協会、最高賞に大場さん(村山)

2018年01月11日 13:11
俳人協会の俳句大賞に輝いた大場ひろみさん=村山市
俳人協会の俳句大賞に輝いた大場ひろみさん=村山市
 全国最大規模の俳句団体・俳人協会(東京都)の第24回俳句大賞に、村山市楯岡二日町の大場ひろみさん(69)が輝いた。作品は病に倒れた母を見舞う中で心に浮かんだ思いを込めて詠んだ1句。全国から応募があった6906句の中から最高賞に選ばれた。

 大場さんの句は「月涼し母の命の番をして」。昨年6月に脳梗塞を患った母の鈴木マシヨさんに付き添う自身の情景を詠んだ。入院先の山形市の病院で大場さんは「こんこんと眠る母の横にいることしかできないが、ただそばにいたいと感じた」。夏の季語の「月涼し」を用い、当時の思いを真っすぐに表現した。

 俳句大賞の選考会では、選者から「『命の番』に心を打たれた。母に対する愛情や、介護している自負が表れている。『月涼し』というさりげなさで、かえって深い心のありようが出ている」などと評価を受け、大賞に決まった。

 大場さんは約30年前、テレビ番組の俳句講座を見たのをきっかけに俳句を始め、俳人協会には1998年に入会。現在、「馬酔木(あしび)」と「花鶏(あとり)」の二つの俳句結社に所属する。毎日俳句を作り、インターネット上で仲間と句会を開くなど熱心に活動している。

 俳句を詠む際の心構えとして「自分だけの発見をし、場面を表現する中に心情を込める」という。最も心がこもった句ができたと思い、今回の俳句大賞に投句。マシヨさんは8月に87歳で亡くなったが、「母が大賞を取らせてくれたのではと感じ、ありがとうと言いたい。これを機に一層精進したい」と話している。

 俳人協会には全国の約1万5千人が所属し、俳句大賞は協会員が1人1句応募できる。大賞のほか、80歳以上の応募者を対象とするプラチナ賞が選出された。授与式は12日、都内で行われる。

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