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深山和紙作りの「楮ふかし」 白鷹・受け継ぐ伝統文化

2018年01月21日 22:07
たるを持ち上げ、蒸し上がったコウゾの束を取り出した=白鷹町・深山和紙振興研究センター
たるを持ち上げ、蒸し上がったコウゾの束を取り出した=白鷹町・深山和紙振興研究センター
 製造技術が県無形文化財に指定されている深山和紙作りの初期工程「楮(こうぞ)ふかし」「楮はぎ」「黒皮干し」が21日、白鷹町深山地区の深山和紙振興研究センターで行われ、地元住民らが良質な和紙に仕上げるため作業に励んだ。
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 コウゾは和紙の原料となる植物。同地区では冬期の副業として和紙作りが行われていたが、障子の需要が減ったのに伴い廃れていった。深山和紙の文化を残そうと、同センター運営委員会(加藤栄一委員長)と同地区営農部のメンバーらが受け継いでいる。

 この日は15人ほどが参加した。地元の畑で栽培したコウゾを長さ約85センチに切りそろえて束にし、4回に分けて約900キロを専用窯でふかした。1回の蒸し時間は約2時間半で、ふたとしてかぶせたたるが外されると、辺りには白い蒸気が立ち込めた。取り出したコウゾは冷水にさらし、軟らかくなった表皮を剥いで屋外に干した。

 加藤委員長は「収入源としては廃れたが、伝統文化として伝えていきたい」と継承への思いを語った。長年参加している同町深山の農業樋口純二さん(65)は「伝統工芸をみんなで守るという気持ちで続けている。若い世代にも受け継いでもらいたい」と話していた。2月中旬ごろから紙すきの作業が行われる。

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