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【平昌五輪】燃える!本県関係6選手 2月9日開幕

2018年01月31日 10:19
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 平昌冬季五輪が2月9日、開幕する。本県関係では4大会連続出場となるスピードスケート男子の加藤条治(博慈会・山形中央高出)ら、冬季五輪の同一大会では史上最多となる計6人が出場する。4年に1度の冬季スポーツの祭典で、どんな戦いを見せてくれるのか。世界注目の舞台はもうすぐだ。

その爆発力で見せてくれ―Sスケート男子・加藤条治(山形中央高出)
 年齢を重ねても相変わらずの爆発力。期待せずにはいられない。スピードスケート男子500メートルで、2010年バンクーバー冬季五輪銅メダルの加藤条治(博慈会・山形中央高出)。「今回は金メダルを期待されていないからこそ取りたい」と、4度目の挑戦に向け決意を口にする。

 5位だった14年ソチ五輪の後は「体づくり」のため主要大会出場を見送り15~16年シーズンに実戦復帰。16年6月には日本電産サンキョーの監督兼選手に就任した。しかし両膝を痛めたこともあり練習量が減り、高い質の滑りを続けることは難しくなっていた。

 17年3月には約14年間在籍した同社を退社。退路を断ち奮い立った。「1シーズンに何回か爆発できれば」と、若い頃とは違うやり方で調整した。17年末の代表選考会では、力まないことを意識したスタートでダッシュに成功し、34秒683で3位。カーブワークなどの高い技術に加え、一発勝負で熟練の戦略が光った。

 五輪開幕直前の2月6日に33歳を迎えるベテラン。国内外で経験を積み上げ、世界の壁の厚さは重々承知だ。「相当苦しい思いをするはず。でも諦めずに進めば道は開ける」。そう信じている。

つかんだ憧れの舞台…その先へ―スノボ男子パラレル大回転・斯波正樹(山形南高出)
 スノーボード男子パラレル大回転の斯波正樹(RIZAP・山形南高出)は今季開幕前、目を輝かせながら五輪出場への意欲を語った。2010年バンクーバー、14年ソチの五輪2大会は期待されながらも出場を逃した。念願がついに現実となる。

 「パワーが足りない」と痛感した昨季後から、競技人生で初めて、重いウエートを使った本格的なトレーニングに取り組んだ。下半身に比べて弱かった上半身を重点的に鍛えてバランスや連動性が向上。滑りの質も高まり、1月上旬のワールドカップでは自己最高の6位に食い込んだ。

 中学時代にはジュニア世界選手権日本勢初優勝。この競技を長年けん引してきたが、活動資金集めなどで苦労も味わった。「メダルを取りたい」。拠点としてきた蔵王温泉スキー場の期待も背負い、憧れの舞台に立つ。

4年前の悔しさがあるからこそ―Sスケート男子・ウイリアムソン師円(山形中央高出)
 スピードスケート男子のウイリアムソン師円(日本電産サンキョー・山形中央高出)は1500メートル、5000メートル、マススタート、団体追い抜きに出場する。高校生として初めて挑んだ2014年ソチ五輪は「出場することだけが目標だった」が、5000メートルで最下位となりほろ苦さが残った。2大会連続となる五輪は、期する思いを胸に上位をうかがう。

 高校で台頭し、今や日本スケート中長距離の柱の1人。団体追い抜きでも主力を担う。17年10月の全日本距離別選手権では成績が振るわなかった。不安をぬぐい去ったのは年末の代表選考会。1500メートルで終盤に強さを見せ、2位に食い込んだ。

 16年からは所属の垣根を越えたナショナルチームの一員となり、オランダ人コーチの指導で猛練習を重ねた。「4年前の悔しさを忘れず、練習で脚がちぎれるほど体を追い込んできた」との自負がある。五輪独特の雰囲気にも気後れすることはなさそうだ。

日本を沸かせる滑りがしたい―Sスケート男子・一戸誠太郎(山形中央高出)
 スピードスケート男子で初出場となる一戸誠太郎(信州大・山形中央高出)は5000メートルと団体追い抜きで世界に挑む。「日本を沸かせる滑りを」と表情を引き締める。

 高校3年時の2014年ソチ五輪は出場を逃した。代表選考会は高校のチームメート、ウイリアムソン師円(日本電産サンキョー)に次ぐ2位だった。その差1秒。五輪派遣標準記録に届かず「五輪の壁を感じた」。

 悔しさを発奮材料に力を蓄えた。大学2年時は股関節を痛め「選手生命に関わりかねないけが」(一戸)という窮地だったが、練習の強度を落としながら1年以上かけて治した。

 ナショナルチームに加わった今季は後半もスピードを持続できるようになり、ワールドカップで5000メートルの日本新記録を出した。「もっと速さを制御したい」。貪欲さが成長を支える。

着実に増した安定感、気合は十分―Sスケート男子・小田卓朗(山形中央高出)
 スピードスケート男子の1000メートルと1500メートルに挑む小田卓朗(開発計画研究所・山形中央高出)。「4年前は全く世界と戦えていなかった。目標タイムに一歩ずつ近づいてきた」と道のりを振り返り「もう少しで表彰台に届く。手応えはある」。初の大舞台へ気合十分だ。

 高校3年時、三協精機(現日本電産サンキョー)の合宿に参加したことが一つの転機に。国内トップ選手から優れた技術を吸収し、刺激を受け、自転車トレーニングでは負けない数値を出した。その年に初のワールドカップ(W杯)代表に選ばれ、全国区となった。

 今季W杯では、課題としてきたインコースのカーブワークで減速をうまく抑え、日本記録を連発した。「氷を点ではなく面で捉えられるようになった」。着実に安定感を増した滑りで、世界の上位争いに割って入る。

種目変え競技復帰、けがも乗り越え―FS女子ハーフパイプ・鈴木沙織(山形中央高出)
 フリースタイルスキー女子ハーフパイプの鈴木沙織(城北信用金庫・山形中央高出)は異色の経歴を持つ。元アルペン選手で、一度は就職し競技を離れるも「絶対に五輪に行く」と種目を変えて復帰した。

 けがとも戦った。2012年には前十字靱帯(じんたい)断裂、17年2月には半月板を損傷。半月板や緩んでいた靱帯を治す手術に踏み切った。今季は影響を感じさせない活躍を見せ、ワールドカップで5位が2回。初の五輪切符を引き寄せた。

 アルペンで培った板を滑らせる技術とスピードは、空中で技を決めるのに不可欠な高いジャンプを生み出す。武器は後ろ向きの踏み切りから横に1回転半(ハーフパイプでは2回転の720度とカウント)する大技だ。「五輪本番で調子が最高潮になるよう調整していく」と誓う。

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