県内ニュース

本県が誇る6人―平昌に挑む(1) Sスケート男子・ウイリアムソン師円(山形中央高出)

2018年02月03日 09:32
「結果に貪欲に挑む」と闘志を高めるウイリアムソン師円(日本電産サンキョー・山形中央高出)=2017年12月27日、長野市エムウエーブ
「結果に貪欲に挑む」と闘志を高めるウイリアムソン師円(日本電産サンキョー・山形中央高出)=2017年12月27日、長野市エムウエーブ
 ウインタースポーツの祭典・平昌冬季五輪が9日に開幕する。4大会連続出場となるスピードスケート男子500メートルの加藤条治(博慈会・山形中央高出)をはじめ、本県関係では冬季五輪の同一大会で過去最多の6人が挑む。それぞれが心技体を磨いてきた4年間。集大成を見せるひのき舞台は、開幕まであと1週間に迫った。本県が誇る精鋭たちを紹介する。

成長、4年前とは違う
 成長した姿を大舞台で見せつける。スピードスケート男子で1500メートル、5000メートル、マススタート、団体追い抜きに出場するウイリアムソン師円(日本電産サンキョー・山形中央高出)。2014年ソチ冬季五輪は高校生で初出場を果たしたが、5000メートルで最下位に終わった。悔しさを忘れず、本場のオランダでスケートを学ぶなど4年間を濃密に過ごしてきた。

 北海道浦河町出身。高校で段階的に長距離に転向し、花開いた。3年時にはソチ五輪の5000メートルの切符を手に入れた。本番は26人中、最下位。「自己採点は30点」と振り返ったように力は出しきれなかったが「あとは上がるだけ」とも。常に前を向いて競技と向き合ってきた。

 卒業後の進路に選んだのは実業団屈指の強豪・日本電産サンキョー(長野)。スケート漬けの環境は国内にとどまらない。オランダ人選手との共同プロチームに所属し、現地の指導者や五輪上位経験者らと練習を共にした。16年からは所属の垣根を越えた日本ナショナルチームの一員となり、オランダ人コーチの下で学んだ。猛練習の苦しさをウイリアムソンは「脚がちぎれるほど」「吐くほど」と表現。日々限界に挑み、力を上積みしてきた。

 同社スケート部の今村俊明監督は「精神的にもろい部分もある」と課題を指摘した上で「スピードがついてきた」と強調する。スプリント力は、1500メートルなどで平昌五輪に出る小田卓朗(開発計画研究所・山形中央高出)に匹敵する―との分析だ。昨年末の代表選考会では同種目で小田に次ぐ2位。今村監督は「あとは速さの中でどう技術を生かすか」と、小田を上回る成績を期待する。

 五輪では個人種目に加え、日本のメダル獲得が期待される団体追い抜きで中心的な役割を担う。「所属先に感謝を示すためにも、結果に貪欲に挑む」とウイリアムソン。「出場するだけだった」4年前とは、実力も気合も違う。

 ウイリアムソン・師円(しえん) 北海道浦河町出身。豪州出身の父と道内出身の母を持つ。山形中央高3年時にソチ冬季五輪代表選考会の男子5000メートル優勝、全国高校スケート選手権で1000メートル、1500メートルの2冠。今季ワールドカップの団体追い抜きで3分37秒08の日本新記録をマークした。身長176センチ。22歳。

【出場予定】
▽11日=男子5000メートル
▽13日=男子1500メートル
▽18日=男子団体追い抜き予選
▽21日=男子団体追い抜き決勝
▽24日=男子マススタート

関連記事

by weblio


おすすめニュース

文字サイズ変更
  • 小
  • 中
  • 大

県内7市発行メールマガジン登録無料

ふるさとだより

毎週木、金曜日配信中!

ニュース特集

スポーツ

教育・子育て

おでかけ

暮らし情報

twitter発信中

山形新聞からお知らせ

  1. 【2018年8大事業】
     山形新聞、山形放送の2018年の8大事業が決まりました。詳しくは、こちらから
  2. 【やましん公式FB】
     山形新聞社は、インターネット交流サイト「フェイスブック(FB)」の公式ページを新設しました。
     公式ページでは山形新聞のニュースのほか、本社からのお知らせなどを中心に紹介します。
     アドレスは、こちらから
  3. 【やましんe聞で動画視聴】
     読者限定の電子版「やましんe聞」で動画を閲覧できる新サービスを始めました。詳しくは、こちらから。
  4. ◆中学、高校の各種スポーツ大会の記録を紹介。検索機能も備えています。アクセス方法はこちら
  5. ◆探したい記事がきっと見つかる、山形新聞記事データベース。他社DB横断検索が便利な日経テレコンジー・サーチファクティバ
  6. ◆県外でも今日の朝刊が朝一で読める「お届け電子版
  7. ◆ニュース速報、高校野球、モンテ情報、おくやみ… 身近な情報を携帯で確認「モバイルやましん
  8. ◆故郷の話題をメールでお届け、ふるさとメール会員募集(登録無料)
山形新聞から
販売から