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本県が誇る6人―平昌に挑む(2) Sスケート男子・一戸誠太郎(山形中央高出)

2018年02月04日 10:47
平昌五輪代表選考会の男子5000メートルを制し、表彰台で笑顔を見せる一戸誠太郎(信州大・山形中央高出)=2017年12月27日、長野市エムウエーブ
平昌五輪代表選考会の男子5000メートルを制し、表彰台で笑顔を見せる一戸誠太郎(信州大・山形中央高出)=2017年12月27日、長野市エムウエーブ
殻破り、描く成長曲線
 「日本長距離勢で3~4番手」。近年、スピードスケート男子の一戸誠太郎(信州大・山形中央高出)の位置付けはこうだった。昨年2月の冬季アジア大会で殻を破り、ナショナルチーム入りを機に台頭。若手の成長株は、日本代表の中でも中心の一人になりつつある。

 高校では、同級生のウイリアムソン師円(日本電産サンキョー)との二枚看板として活躍。3年時には全国高校選手権で5000メートルと1万メートルの個人2冠に輝いた。しかし2014年ソチ冬季五輪は、ウイリアムソンが出場を決めた陰で切符を逃した。

 大学2年時は股関節を痛め、完治まで1年以上かかった。全力で滑れるようになった3年時、冬季アジア大会の5000メートルと1万メートルで銅メダルを獲得した。5000メートルでは実力者の土屋良輔(メモリード)に肉薄し、ウイリアムソンに先着。直前に体調を崩しながらも手にした実績は、一戸に自信と飛躍のチャンスをもたらした。

 今季からナショナルチーム(NT)の一員に。男子に勝るほどの勢いがある女子勢にも刺激を受けながら、ハードな練習で体をいじめ抜いた。平昌五輪代表選考会では5000メートルで土屋を抑え優勝し「信州大で培った技術、NTでのトレーニングがマッチしてきた」。くっきりと成長曲線を描いている。

 安定したパフォーマンスも頼もしい要素。代表選考会では緊張のため、レース前のアップでは太ももに負荷を掛け過ぎて筋肉が固まった。ワールドカップでは団体追い抜きで日本新記録を連発したが、練習では先頭交代などで危なっかしい場面もあるという。

 しかし滑りだせば、歯を食いしばりながら力を出し切る。山中央高では技術などに加え「覚悟を決める」姿勢を学んだという。平昌五輪は5000メートルと団体追い抜きに出る。22歳にとっては未経験の特別な戦いだが、きっと覚悟を決めて奮い立つはずだ。

 いちのへ・せいたろう 北海道美幌町出身。山形中央高時代に全国高校選手権の5000メートルと1万メートルで優勝。2017年冬季アジア大会の5000メートルと1万メートルで3位。今季ワールドカップでは5000メートルで6分12秒80の日本新記録をマークし、団体追い抜きでは3分37秒08の日本新記録を樹立。身長176センチ。22歳。

【出場予定】
▽11日=男子5000メートル
▽18日=男子団体追い抜き予選
▽21日=男子団体追い抜き決勝

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