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地域の過去、未来に光 東北芸工大、9月開催のビエンナーレ概要発表

2018年02月11日 10:48
「山形ビエンナーレ2018」の公式ポスター
「山形ビエンナーレ2018」の公式ポスター
 東北芸術工科大(山形市)は10日、今秋に開催する「みちのおくの芸術祭 山形ビエンナーレ2018」の概要を発表した。3回目の今回は「山のような」をテーマに、山形を象徴する作品、地域の過去や未来に光を当てる創造的なアイデアを山のように集めて本県の魅力を発信する。会期は9月1~24日で、週末を中心にプログラムを展開して多くの人が芸術に親しむ機会を提供する。

 ビエンナーレに合わせたプロジェクトとして現在、市民と一緒に物語などを考案するワークショップを展開中。アート作品もつくっているほか、「ヨーナがどんな人なのかも含めて話し合っている」(荒井さん)ことから、ポスターのデザインには少女や大人バージョンがある。

 山形市の文翔館や七日町シネマ通り周辺を会場に、市民との共同活動の成果を披露する。同大キャンパスではアーティスト個人の作品を中心に紹介する。ゲストアーティストなどの詳細は後日発表する。根岸吉太郎理事長は「週末開催なのでいろんな形で触れ合ってほしい。散歩している人を引きつけるような瞬間をつくれば、必ずアートの輪は広がっていく」と意気込みを語った。

中山次期学長に聞く「まちの活気生み出したい」
総合プロデューサーを務める中山ダイスケデザイン工学部長
総合プロデューサーを務める中山ダイスケデザイン工学部長
 「山形ビエンナーレ2018」では、4月に学長に就く中山ダイスケデザイン工学部長が総合プロデューサーを務める。山形新聞のインタビューに中山学部長は、「これまでの熟成度を踏まえてまちの活力を生み出したい」などと意気込みを語った。

 ―今の心境は。

 「総合プロデューサーである前に一般市民という立場でもあるので、市民目線で自分自身が楽しめるビエンナーレにしたい。いろんなアーティストが登場し、食も音楽もある。そこにいろんな年代の人が参加できるようにしたい。例えば、リタイアしたが活力を持ち続けている人たちに、『一緒に楽しもう』と呼び掛ける。少子高齢化が進む中、まちの活力はそういうところから生まれる」

 ―過去2回の開催経験をどう生かすか。

 「まだ市民の関心は高くない課題があると思っている。ずっと関わってくださっているボランティアの方々、前回絡んだ学生、そして卒業生が交ざった状態が今回。関わった人たちの熟成度を生かせる」

 ―県外から観光客を呼び、山形の魅力を県民に認識してもらう意味で地方創生の推進にもつながる。

 「大学にできる地方創生の形がビエンナーレだと思う。僕たちにできるのは、新たな産業や交通網を整備することではなく、まちを楽しむ場をつくること。芸工大が町の美術館の機能を担っていくと認識している。難解かもしれないアートと、初めて触れる人との接点づくりを大事にしたい」

 ―学生には何を学んでほしいか。

 「卒業する学生が必ずしも画家になるわけではない。でも間違いなく創造的な趣味を持ち、一般企業で面白いことができる人になってくれると信じている。これを機にクリエイティブな生き方、何か面白いことが好きな人を増やしたい」

 ビエンナーレは2年に1回開く芸術祭で、山形市のとんがりビルで記者会見を開いて説明した。テーマに加えてポスターのデザインは、芸術監督として携わる絵本作家荒井良二さん(山形市出身)の作品にちなんでいる。15年前に出版する予定だったがお蔵入りになっていた絵本だといい、山の少女ヨーナが営む土産店を舞台にしている。

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