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「ざん」「さん」鳥海山は? 本県と秋田、「蔵王山」に続き呼び方話題に

2018年02月17日 09:25
夕日を浴び、ほのかに色づく鳥海山。愛されている山だからこそ、呼称の話題も集める=酒田市役所から撮影
夕日を浴び、ほのかに色づく鳥海山。愛されている山だからこそ、呼称の話題も集める=酒田市役所から撮影
 「蔵王山」の呼称が「ざおうさん」と「ざおうざん」の併記になる方向性が注目を集める中、本県と秋田県にまたがる鳥海山の呼称も話題になっている。本県側の庄内では「ちょうかいざん」と読まれるが、秋田県側では「ちょうかいさん」が一般的。国土地理院の表記は「地名集日本」で「さん」とする一方、「日本の主な山岳」では「ざん」となっている。

 蔵王連峰を取り巻く山形、宮城両県の6市町の首長が8日、蔵王山の呼称を、本県側で親しまれてきた「ざおうさん」と、国土地理院の地名表記にあった「ざおうざん」を併記するよう国土地理院に申請することに合意した。今月中に各自治体が行う申請を確認後、国土地理院は「地名集日本」や「デジタル地図」で順次修正する方針だ。

 この報道を受け、鳥海山の呼称にも話題が集まった。鳥海山山頂の住所表記は「遊佐町吹浦字鳥海山1番地」で「ちょうかいざん」と読む。一方、国土地理院は、地名は「さん」としてきたが、山岳関係者で組織する委員会で作った山の標高のリスト「日本の主な山岳」では「ざん」と記している。県境地域では、以前から山形、秋田で鳥海山の呼び方が異なることが知られていた。

 こうした事情を踏まえ、日本ジオパークに認定された鳥海山・飛島ジオパークの推進協議会事務局(秋田県にかほ市)は、呼称をそれぞれの地域で使い分けている。講演会などの際は、本県では「ざん」、秋田では「さん」を使う。読み方が異なることが会話の「つかみ」になるという。

 八幡山岳会(酒田市)の阿曽清浩会長は「『にかほから見る鳥海山がいい』『八幡から見る方がもっといい』と鳥海山の素晴らしさを自慢し合うように、どっちの呼び方でもいいと思う。これまで通り、共存でいいのでは」と笑みをこぼす。

 テレビニュースでの読み方への意見もある。現在は各放送局で異なるが、庄内の魅力や歴史をまとめた冊子「庄内探訪」の編集を手掛けた庄内開発協議会の熊坂俊秀事務局長は「山の呼び方も地域の文化で、違いを認め合うのがいい。秋田では『さん』でいいが、山形県内では地域に寄り添い、『ざん』と読んでほしい」と話していた。

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