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【平昌五輪】ぶつけた、条治の4年間 Sスケート男子500で6位

2018年02月20日 10:30
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 【平昌=報道部・五十嵐聡】スピードスケート男子500メートルが行われ、2010年バンクーバー五輪銅メダルの加藤条治(博慈会・山形中央高出)が34秒831の記録で6位に入った。加藤は4大会連続の入賞。山中大地(電算)は34秒78で5位、長谷川翼(日本電産サンキョー)は35秒08で14位だった。ホーバル・ロレンセン(ノルウェー)が34秒41の五輪新で優勝した。

【焦点】バランス崩すも充実の挑戦
 「悔しいが、すがすがしさもある」。加藤条治(博慈会・山形中央高出)はすっきりとした顔つきで取材エリアに現れた。前回五輪後の4年間は雌伏の時期もあった。それでも再び「世界のトップが見えるところに戻ってくることができた」。周囲のサポートに感謝し、充実した挑戦だったと総括した。

 スタートはフライング。2回目は冷静に「合図を聞いてから」飛び出した。100メートルは自身も納得の9秒53をマークしたが、直後に落とし穴が。第1カーブの中盤過ぎで「左足が思い切り抜けてしまった」とバランスを崩した。

 「トップスピードに到達するための大事なポイント」で痛いミス。今季の課題だった終盤も懸命に腕を振り同走者に食らい付いたものの「ミスの影響が大きかった。うまく回れないのが今の自分」。34秒831での結果を受け入れた。

 ただ33歳に後悔の色はない。この4年間に納得しているからだ。前回のソチ冬季五輪(5位)の後は1シーズン、体づくりに専念した。両膝の痛みにも悩まされた。1人で練習することが多い男が所属先の意向で監督を兼ねたことも。心身の苦労を重ねた。

 達した境地が「1シーズンに何度か爆発できればいい」との戦い方。大事なレースに向け、経験や感覚を頼りに自分で練習メニューを決め、段階を踏んで体と技術のレベルを擦り合わせていく。想定と違えばタイムが速かろうと不満を口にした。五輪本番の直前には調整で追い込んだ体が狙い通りに回復。「メダル圏内」と確信を持って臨んだ。

 気になる今後は、「自分の一存では決められない」としながらも、「スケートが好き。上にいくチャンスと力はある。続けられるなら続けたい」。なお尽きない意欲をのぞかせ、加藤の4度目の五輪が幕を閉じた。

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