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車内での一酸化炭素中毒に注意 大雪時、県内でも立ち往生リスク

2018年02月23日 08:38
地吹雪が吹き荒れた鶴岡市。雪で立ち往生した場合、エンジンをかけた車内では一酸化炭素中毒に注意が必要だ=1月25日
地吹雪が吹き荒れた鶴岡市。雪で立ち往生した場合、エンジンをかけた車内では一酸化炭素中毒に注意が必要だ=1月25日
 全国的に豪雪となった今冬、雪に埋もれた車内での一酸化炭素(CO)中毒死が相次いだ福井県の事故は、雪で車中に閉じ込められる怖さを広く再認識させた。国土交通省山形河川国道事務所の担当者は「本県でも除雪が間に合わなくなる事態は起こり得る。日頃から心構えを持ってほしい」と話している。

 今月6日、平年の6倍以上の積雪となった福井県では、50代男性2人が福井市内の駐車場で、それぞれ雪に埋もれた車から心肺停止状態で見つかり、間もなく死亡。坂井市の国道364号でも翌7日、10代男性が雪に埋もれた車から発見され、死亡が確認された。いずれも死因はCO中毒とみられる。あわら市―坂井市間の国道8号では約4日間、最大で約1500台が10キロにわたり立ち往生した。

 本県でも、1984(昭和59)年1月16日に庄内地方が強烈な地吹雪に襲われた際は、酒田市―三川町間の国道7号で数百台が立ち往生した。94年2月14~15日には猛吹雪のため、長井市―飯豊町間の国道113号で約230台が一夜を明かし、飯豊、川西の両町ではそれぞれ雪に埋もれた車内にいた2人が死亡した。

 COは無色、無臭の有毒ガスで気付くのが難しく、吸い込むと酸欠状態に陥る。日本自動車連盟(JAF)のテストでは、車がフロントガラス下の外気導入口まで雪に埋まった状態でエンジンをかけると、マフラーから出た排ガスが車の底にたまり、外気導入口から車内に入り込んだ。エアコンを内気循環にしても、車体の隙間から流入する恐れがある。車内のCO濃度は20分ほどで検知器の上限値(約3時間で死に至る値)に達し、運転席の窓を5センチ開けた場合も、40分を超えると2時間ほどで失神する値にまで上昇。一方、マフラー周りを除雪した車内は、COがほとんど検知されなかったという。

 車を運転中、吹雪や大雪で立ち往生したらどうすればいいのか。山形市の自動車整備業者はマフラー周辺のこまめな除雪が必要とした上で、「車外に出るのが難しい場合は、エンジンを止めて毛布などで暖を取るのが賢明だ」と話す。JAF山形支部は「冬期間は防寒具や手袋、スコップを車に常備し、こまめに給油して」と備えの重要性を強調。同事務所の担当者は、近くに建物がある場合は避難を勧め「車が除雪や救助活動の妨げになることもあるので、鍵は付けたまま離れてほしい」としている。

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