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山形市消防団、研修費残金を「裏金」に 消防本部、見直し申し入れ

2018年02月24日 10:03
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 山形市消防団(渡辺茂治団長)が、昨年11月に関東方面で行った幹部研修の支出を実際より約10万円多く改ざんし、差額を「裏金」にしていることが23日、関係者への取材で分かった。不明瞭な会計は少なくとも2012年から続いており、20万円を超える現金が市消防本部に残されていた。同本部が団に見直しを申し入れている。

 同本部によると、昨年の団幹部研修の予算は176万9千円だった。団の決算報告書では、予算を1万3139円上回る178万2139円を支出したとされた。しかし、領収証などで裏付けされた支出は167万4139円で、差額の9万4861円が帳簿に載らない金となっている。

 山形新聞の取材に、渡辺団長は事実関係を認め「私が指示したということになる」と述べた。黒田重孝消防長は「研修は公務であり(不透明な会計処理は)好ましくない」と指摘。渡辺団長に対し22日、会計と研修の在り方の見直しを申し入れた。

 幹部研修は副分団長以上が対象で、昨年は30人が参加。11月18~19日の日程で、防災体験学習施設「そなエリア東京」(東京都)などを視察した。公費として支出された旅費45万9千円とバスの借り上げ料38万円に加え、負担金を徴収して予算を組んだ。

 同本部は幹部研修の決算をさかのぼって調査。資料が残っている2012年以降、毎年赤字が計上されていた。実際に赤字だったのは14年だけで、他は余剰金があるのに改ざんされていたという。16年の研修の残金約13万円も本部内の金庫の中から見つかった。

 会計処理は消防職員が団幹部の指示で手伝っているという。昨年の余剰金は職員に領収書と共に保管させていた。16年以前の残金は使途が分からない状態。消防団は独立した機関で、同本部は「監督する立場にない」としている。

 余剰金を報告せず、架空の赤字を作った理由を渡辺団長は「余ったとなると『何で会費取るんだ』となるのでそのままになった」と説明。事業や懇親のために団幹部が積み立てている資金を補うために残していたとしている。「残金があることを私から正副分団長に説明する」とし、消防職員に会計処理を指示している状態も「対応を検討する」と語った。

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