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山形県警が検挙率全国1位に 17年警察庁まとめ、凶悪な「重要犯罪」

2018年03月19日 08:15
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 性犯罪などの凶悪事件を総称する「重要犯罪」で、2017年の山形県警の検挙率が115.4%となり、全国1位になったことが18日、警察庁のまとめで分かった。17年度から体制を強化して臨んだ強制わいせつや強制性交等など性犯罪の摘発、防犯活動が機能し、検挙率を押し上げたとみられる。県警は摘発を強化する一方で、「夜の一人歩きは極力避けるなどの自衛意識を持ってほしい」と呼び掛けている。

 県内では数年前から1人暮らしの女性が集中する大学やオフィス街などで、路上でわいせつな行為を受けたり、アパートに侵入されて性的な暴行を受けたりする被害が続出していた。県警は17年度、性犯罪捜査の強化を図るため捜査1課に女性警察官を増員。発生時間帯や発生場所、手口などを詳細に分析した。

 具体的に被害に遭っている女性の特徴として▽下校時間帯や夜間、1人で歩いていた▽アパートまで後をつけられた―が浮上。さらに同じ日に複数の女性が別々の場所で被害に遭っていたことも判明した。分析結果を基に専従的なパトロール体制を組んで、被害が多かった地区を中心に組織的な巡回を強化した。通報を受けた場合、より迅速に現場周辺で職務質問するなど必要な捜査も展開した。

 性犯罪被害は窃盗や傷害などと違い、必ずしも犯人から危害を加えられた後すぐに被害者が110番通報するとは限らないという。「身体的な被害はもちろん心理的なダメージが大きく影響する」と県警捜査1課の性犯罪捜査指導係長は被害者心情を代弁する。後に信用できる人に重い口を開いて被害を訴え、警察に届け出ると、発生から相当な時間が経過し、「犯人逮捕に必要な証拠集めに影響が出る恐れがある」と話す。

 県警は性犯罪被害に特化した相談窓口「♯8103(通称ハートさん)」を設けており、被害者からの相談を受け付ける体制を取っている。また、県が16年4月に開設した「やまがた性暴力被害者サポートセンター(べにサポやまがた)」でも、専用の窓口と電話で、女性相談員が対応している。

 べにサポやまがたの窓口は山形市十日町1丁目の県保健福祉センターにある「やまがた被害者支援センター」内。相談専用電話は023(665)0500で、時間は土日、祝日と年末年始を除く午前10時~午後9時。

【重要犯罪検挙率都道府県警順位】
(1)山形県警 115.4% 39.4ポイント増
(2)島根県警 106.3% 24.2ポイント増
(3)沖縄県警 104.7% 14.8ポイント増
(4)香川県警 104.0%  2.6ポイント増
(5)徳島県警 102.1%  4.5ポイント増
       ↓
(46)長野県警 59.4% 22.2ポイント減
(47)山梨県警 52.9%  9.6ポイント減
      (2017年、増減は前年比)

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