県内ニュース磨け!「世界の蔵王」 県が新事業、外国人誘客へ課題検討
2018年03月19日 09:17
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本県を代表する観光地・蔵王の魅力の磨き上げに向け、県は新たに「新『世界の蔵王』プロジェクト推進事業」に取り組む。2018年度中に地元住民らとともに協議会を設立し、誘客に向けた新規事業などを検討。“エース級”の観光地の集客力を高め、周辺観光地への波及効果を狙う。訪日外国人旅行者は拡大を続け、今後も増加すると見込まれている。蔵王は東北最大級のスキー場をはじめ、秋のトレッキングなど冬以外にも観光資源は多い。北海道ニセコ町など同じスキーリゾートでインバウンド(海外からの旅行)も伸びていることから、蔵王の魅力を最大限生かしたい考え。 プロジェクトを推進する協議会は地元の観光協会や観光事業者、自治体のほか、観光地づくりの専門家らで組織する計画。課題の洗い出しのほか、温泉街の魅力向上、長期滞在者向けの環境整備などハードとソフトの両面でアイデアを出し、19年度の事業展開に生かしていく。また、協議会の議論とは別に、二次交通の充実にも取り組む。18年度予算に365万円を計上した。 県観光立県推進課は「蔵王のポテンシャルは高く、協議会ではさまざまな切り口から議論したい」と説明。「蔵王ブランドをけん引力とし、旺盛なインバウンド需要をはじめ国内外の旅行者を県全体に呼び込みたい」と話している。
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