成長実感、そばガールズ　北村山高、活動４年

2018年03月22日　11:33

　北村山高（尾花沢市）の家庭クラブ「そばガールズ」が活動を始め4年が過ぎた。県の補助金を利用して学習の幅を広げており、指導教諭は「生徒がやる気と自信、主体性を習得している」と評価している。

　同校では生活総合系列の3年生が、2014年度からそばガールズとして活動している。県のやまがた若者チャレンジ応援事業補助金を活用して年々実績を重ね、本年度は地元のそば研究家を招いた学習▽そば関連イベントへの参加▽そばアイデア料理の提案▽地元菓子店と連携したそばスイーツの販売▽チラシを使った研究成果の発信▽ソバ染め講習会―などに取り組んだ。

　本年度卒業生の松田姫奈さん（18）は「ここでしかできない勉強ができて良かった。学んだことは、これから務めるサービス業の仕事に生きてくると思う」と語り、ソバ染め体験に参加した尾花沢市内の製造業社長本間忠雄さん（65）は「地域と密着していて、企業の目から見ても将来性のある学習だと思う」と感心していた。

　指導に当たっている松田篤子教諭（59）は「地域に根差した高校の生徒として活動の輪を広げながら、どこに行っても恥ずかしくない社会性を身に付けてもらいたい」と話している。

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