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進化した日大山形(上) 打撃力向上と肉体改造

2018年03月24日 14:34
冬場のトレーニングで打撃力の向上を図った日大山形の選手たち。甲子園で快音を響かせられるか=23日、大阪府貝塚市
冬場のトレーニングで打撃力の向上を図った日大山形の選手たち。甲子園で快音を響かせられるか=23日、大阪府貝塚市
 第90回選抜高校野球大会で本県の日大山形は25日、第3試合の2回戦で前々回覇者の智弁学園(奈良)と顔を合わせる。相手は実績十分の強豪だ。一方で36年ぶり出場の日大ナインに気負いはない。冬場の徹底的な練習、激しいメンバー争い、そして「これまでで一番つらいキャンプ」(斎藤史弥主将)という直前合宿で得た自信がその背景にある。昨秋の東北大会から5カ月。「進化」した姿を大会で見せる。

 2割8分3厘―。昨年の秋季東北大会のチーム打率だ。21世紀枠を除いた一般選考のチームでは最も低い。「打てないチーム。攻撃力がないと、相手にプレッシャーを掛けることはできない」。そうした思いから、日大の荒木準也監督はこの冬、打撃力の向上と肉体改造という二つの課題を選手たちに課した。

 「ただバットを振るだけでは駄目。一振りにどれだけ全力を注げるかを追求させた」と荒木監督。週末に行った1日千本のスイングは、数以上に質の高さを求めた。打撃練習の合間に白飯1.5合などの「補食」で体を作り直し、多くの選手の体重が「身長マイナス100センチ」になった。

 184センチ、80キロの恵まれた体格で主軸を担う佐藤亘は84キロに増量した。プロ野球阪神の「超人」糸井嘉男を目標にする主砲は「パワーが増し、下半身の連動を意識したことで打球が鋭くなった」と手応えを語る。線が細い印象だった右腕佐藤洸太は70キロだった体重が7キロ増え、胸板ががっしりと厚くなった。秋季東北大会の準決勝で本塁打を放つなど打撃も光るエース。投球バランスを考慮してそこから2キロ落とし、今は75キロにした。球速は136キロから1キロ上がり「これからもっと良くなると思う」(佐藤洸)

 雪に覆われたグラウンドでは十分な守備練習ができない。「ハンディ」と捉えられがちな雪国の環境にあって、日大は打線のパワーアップに特化した鍛錬に冬場の時間を費やした。荒木監督は「外で全ての練習ができる環境であれば全てを満遍なくやりたくなる。でも、うちは打撃と肉体改造に絞って取り組めた」

 昨秋は薄れていた「打の日大」のイメージは、その輪郭がはっきり見えてきた。

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